スタミナ満点!知っているようでいてよく知らないうなぎの栄養効果!
2015/12/03
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紫陽花が咲く頃に旬を迎えるプラム。みずみずしくて甘くてとっても美味しいプラム。そんなプラムについて今回は調べてみようと思います。プラムに含まれる栄養はどんなもの?また、その栄養は体にとってどんな効能があるの?この記事を読み終わる頃にはプラムが食べたくなるかも!
プラムやプルーンはバラ科スモモ亜属と呼ばれるPrunus属の亜属に属しており、スモモや梅、杏などもスモモ亜属の仲間。スモモの種類の一部として扱われることもあり、スモモとプラムの区分けははっきりと定まっていません。一般的に日本でスモモと呼ばれるものは中国原産の丸い形のもの、西洋スモモはヨーロッパ原産の細長い形のものとして区分されます。
プラムは青果として食べる以外に、ドライフルーツやジャムなどへの加工、絞り汁を発酵させたプラム酒(蒸留してブランデー)などの製造もされています。最近は何かとスーパーフルーツやスーパーフードが流行りですが、プラムはビタミンやミネラルが豊富なことから欧米で「ミラクルフルーツ」や「生命の実」と呼ばれていた歴史があります。
プラムとプルーンの違い
プラムとプルーンの果実の種類に違いはなく、名前の語源もどちらもギリシャ語の「プロウノン(PROUNONまたはPROUMNON)」であると考えられています。呼び分けについては一般的に生の状態を「プラム」、乾燥したものやペースト状にしたものを「プルーン」と呼ぶとする説が有力です。他に英語のplum(プラム)とフランス語のPrune(プリュン⇒プルーン)が入り混じっているという説など諸説あります。
プラムには様々な種類がありますが、すべてが乾燥してプルーンに出来るわけではないことから、種が付いたまま乾燥させても発酵せずプルーンになれる特性のあるもののことを「プルーンプラム」と呼ぶこともあります。生のものでも「プルーン」として売られているものも確かに見かけますよね。
プラムというとスモモ全体を指すこともありますので当サイトでは「プルーン」として表記します。
栄養豊富なプラムとプルーンには大きな違いがなかったというのはちょっとビックリですね!日本には弥生時代のころには、既に栄養豊富なプラムが存在していたそうです。そして江戸時代のころから栄養豊富なプラムを食べる習慣が始まりました。また、明治時代の初めに、プルーンも栽培され始めましたが、日本の風土にはプルーンは合わなかったようです。さらに、ドライフルーツを食べる習慣がなかった日本にはプルーンはなじまなかったようですね。
プルーンにはカロチンやビタミンB1・B2・B6、ビタミンE、ビタミンAなどのビタミン類、カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分などミネラル類、食物繊維、ポリフェノールなどが含まれています。
ブドウ糖や果糖など体内に吸収されやすい単糖類が多いので疲労回復やエネルギーチャージにも役立ちます。比較的強く甘さを感じる果物ですが100gあたりのカロリーは49kcalとさほど高くなくブルーベリーやみかんなどと同じくらい、GI値も29と低いのでダイエット中でも安心です。
【貧血の改善に】
プルーンは鉄分が豊富というイメージが強く妊娠中の女性に勧められる果物としても有名ですが、実は100g中の鉄分は0.2mgと鉄分が多いわけではありません。プルーンの貧血改善効果が高いと言われるのは鉄分含有量が多いからというよりは葉酸やビタミンB6など造血に必要なビタミンB群、ビタミンCなどの成分がバランスよく含まれていることが大きいと考えられます。
栄養豊富なプラムは栄養は豊富でも、カロリーは低いのでダイエット中でも安心して食べる事が出来ますね。また、プラムに含まれる栄養の葉酸は赤ちゃんが元気に育つのに必要な栄養素ですよね!赤ちゃんを授かった妊婦さんは積極的にプラムの栄養を取り入れましょう!
食物繊維量で見るとプルーンは生100g中1.9gと果物の中では中~やや多いくらいのポジションですが、水溶性食物繊維(ペクチン)が豊富です。水溶性食物繊維は便秘の解消だけではなく腸内善玉菌の増殖作用もありますので美腸作りにも役立ちますね。それに加えマグネシウムなどのミネラルや「ソルビトール」という消化されにくく緩下作用のある糖質などを含み、様々な成分が相乗して便秘の予防・解消に役立ってくれます。アメリカの病院では妊婦さんの貧血や便秘対策としてプルーンジュースを飲ませるところもあるのだそう。体内の余分な水分を排出させる働きがあるカリウムも含んでいますので、むくみの予防・改善にも効果も期待出来ます。
プルーンはポリフェノールの一種であるネオクロロゲン酸が多量に含んでおり、近年は抗酸化力の高い食材としても注目されています。ポリフェノールだけではなく細胞の老化を防いだり血流を改善するビタミンEも多く含んでいます。
抗酸化力を表すORAC値(酸素ラジカル吸収能)は文献によって差がありますが、プルーンの抗酸化作用は野菜・果物の中でずば抜けて高いと考えられていることは確かです。
貧血の改善・抗酸化作用から肌のくすみやクマの改善、便秘解消効果からニキビや吹き出物などの肌トラブルの改善が期待出来ます。また皮膚や粘膜を健康な状態に保ち乾燥などを防いでくれるビタミンAや血行促進・老化防止作用のあるビタミンEなどのビタミンも含んでいますので様々な方面から美肌作りにも役立ってくれるでしょう。
栄養豊富なプラムには食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維は便秘の解消に繋がるだけではなく、美肌効果も期待が出来ます。便秘が解消すると、便秘が原因の肌荒れの改善につながります。プラムに含まれる栄養で、体の中からきれいになったら、ピチピチお肌を手に入れられるかもしれません!
プルーンが悪玉(LDL)コレステロールを低下させる働きやコレステロールの酸化を抑える働きがあり、動脈硬化の発症を抑えるという報告がされています。プルーンを毎日食べ続けることで総コレステロールとLDLコレステロールが共に減少したというカリフォルニア大学デービス校研究チームによる実験報告がなされています。
アメリカの第3次国民栄養健康調査ではプルーンを常食する人の方がビタミンの血中濃度が高い・善玉コレステロール値が高いという結果も出ているようです。
プルーンに含まれているカルシウムやマグネシウムが閉経後、ホルモンバランスの変動によって起こる骨密度低下・骨粗しょう症の予防に役立つのではないかと考えられ研究が進められています。アメリカの学会では骨粗しょう症の卵巣ホルモン欠乏ラットによる実験で「プルーンが骨量を調整するのにきわめて有効」という報告がされており、今後臨床応用が期待されています。
プラムにはたくさんの栄養が含まれています。中年以降、コレステロール値が気になる方は多いと思いますが、プラムに含まれる栄養は、コレステロールの減少にも効果があります。また、女性の骨粗しょう症もプラムの栄養成分によって改善される可能性もあるそうです。
栄養成分が豊富なプラムは実はプルーンとの大きな違いがありませんでした!プラムをはじめ、ソルダムやプルーン、すももなどは、はみんなプラムの中間なんですね。栄養的にも大きな変化はありませんので、お好みで選ぶと素晴らしい栄養が摂取出来ますね。
いかがだったでしょうか。プラムにはたくさんの栄養が含まれている事がお分かりいただけたと思います。また、その栄養は健康を維持するうえでとても重要な栄養成分であることも分かりました。プラムの旬は梅雨の時期です。一年中プラムを食べて栄養を摂取するにはプラムを使った加工食品であるジャムやソースなどがいいと思います。プラムが店頭に並ぶ季節には生のプラムで栄養を補給し、それ以外の季節には加工したプラムで栄養が取れたらいいですね!
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