驚きの効能を持つ金柑!金柑の栄養・効能を知って美味しく食べよう♪
2016/06/14
m.aidosmkaon
お茶にお菓子、料理など様々な物に使われている抹茶。日本人には欠かせないものですね。抹茶は約800年前に中国から日本に来たと言われ、最初は漢方として用いられていました。漢方として飲まれてきた抹茶。どんな効能があるのでしょうか?ここでは抹茶の効能をご紹介します!
抹茶としての定義
公益財団法人日本茶業中央会が定める「抹茶の定義」と言うものがあります。
抹茶の定義は「覆い下で栽培された生葉を揉まないで乾燥した碾茶を茶臼で挽いて微粉状に製造したもの」とされています。そして、「『茶臼で挽いて』という表現は粉砕の代表例を示したものであり、他の方法で微粉状にしても「抹茶」と言える」としていて、粉砕機で挽いたものも抹茶と認められています。
この定義に当てはまるものが食品表示で「抹茶」とされているのですが、粉末茶の中には定義に関係なく「加工用抹茶」「工業用抹茶」「食品用抹茶」といった名称で流通している物もあり、碾茶の生産量と抹茶の流通量を比較すると、世間で流通している抹茶の3分の2は本来の意味の抹茶ではないと見られています。
先ほど抹茶の定義で出てきた「碾茶 (てんちゃ)」。これは抹茶の原料となる茶葉のことです。
茶葉を摘採まで少なくとも20日以上被覆して、その生葉を蒸して揉まずに乾燥したものです。玉露や煎茶のように揉みあげる工程がないのが碾茶の特徴で、碾茶から茎の部分や葉脈を取り除き、葉肉の部分だけ精製したものを仕立茶(葉茶)といい、これを石臼で細かく挽くと抹茶が出来上がるのです。
抹茶は昔、漢方として飲まれていた歴史もあります。抹茶はお薬だったのですよ♪
まず、抹茶に含まれている代表的な成分は「カフェイン」です。お茶の苦みに関与している成分で、抹茶だけでなく珈琲や紅茶にも含まれています。
抹茶はビタミンC、A、Eなどを豊富に含んでいます。茶葉自体を飲む抹茶はビタミンをそのまま摂取できるのです。抹茶に含まれるビタミン類は抹茶100gで計算すると、ビタミンAはニンジンの3倍以上、ビタミンB2はモロヘイヤの3倍以上、葉酸は玉ねぎと同等の量があると言われています。
カルシウムやリン、食物繊維、カリウムなどのミネラルが抹茶には多く含まれいます。
抹茶1000gあたり、カルシウムは420mgめざしの2倍以上、食物繊維は38,5gありこれはごぼうの6倍以上の量です。
カテキンは抹茶の渋みの元となるタンニンを形成する主成分です。
ポリフェノールの一種であり、近年注目を浴びている成分です。
アミノ酸の一種で、日本茶の旨みを形成する成分です。
お茶の渋みや苦み、特に抹茶に見られるような泡立ちにとても深く関与する成分です。
これらの成分がバランス良く含有されているので、抹茶は美味しく感じられるんですね!
海外では、抹茶を健康食品として扱う人が増え、その効能は益々注目を集めています。
食物繊維 便秘防止、大腸がん、心疾患、糖尿病などの予防
先ほどご紹介したように、抹茶は食物繊維が豊富です。食物繊維は便秘に良いというのは知られていますよね。便秘改善・便秘予防といった効能の他にも大腸がんや心疾患、糖尿病を予防する効能もあると考えられています。
抹茶の旨み成分と言われる「テアニン」にはリラックスできる効能があります。
テアニンはα波を出し、興奮を沈め緊張を和らげる効能があります。またリラックス効果の他にも、脳・神経機能調整や記憶力向上、血圧降下、肝機能改善といった効能も期待でき、漢方として用いられていたというもの納得ですね!
抹茶に含まれている「カテキンとビタミン類」には、美容・美肌効果が期待できます。
紫外線で傷ついた肌には修復効能があるカテキンが効きますし、さらにこのカテキンにはデトックス効果があり老廃物を除去する効能があります。またカテキンは抗酸化作用があるため、肌細胞の活性化を促す効能があり、美肌にはビタミン類の効能が活躍してくれます。また、「サポニン」という成分には髪などの艶だし効果も期待できるなど、美容に嬉しい効能が沢山詰まっています!
カテキンには、解毒剤のような効能があります。O157やブドウ球菌を解毒する効能が認められており、食事中や食後に抹茶を飲むことで食中毒のリスクを下げられるのです。
リラックス効果もあるテアニンですが、高血圧にも効能を発揮するのではないかと考えられています。動物実験で、ラットにテアニンを摂取させた結果血圧を下げたという報告があり、高血圧を改善する効能が期待できるのです。
カフェインとテアニンは、セラトニンを増殖させ、脳細胞の死滅・老化を防止し・神経細胞を活性化、記憶力・集中力を増幅させる効能が認められており、痴呆症等の病に効くと考えられているのです。
抹茶には、ビタミンC、タンニン、カテキン、クロロフィル、ビタミンE、β-カロテン、食物繊維、ポリフェノールといった成分が含まれています。
これらの成分は、それぞれが癌の発生を遅らせたり、癌が多臓器に転移するのを防いだり、抑制する効能があることがわかっています。これらの相乗効果により、癌を予防する効能が発揮されるのです。
抹茶は高温多湿、光線、移り香に弱く、特に変色変質が早いので注意が必要です。
抹茶はどんな容器に入っていても冷蔵庫で保存することをお勧めします。開封後は新鮮なうちにお召し上がるください。冷凍庫での保存をする方もいらっしゃいますが、冷凍庫でも保存は長期にわたる場合のみの利用をお勧めします。冷凍保存した抹茶は常温近くまで戻してから開缶しないと結露し、湿ってしまうので注意しましょう。冷蔵保管された場合も出来るだけ常温まで戻して使用した方が良いようです。
抹茶は身体の様々な部位に効能があり、万能薬だったんですね。いまや抹茶はお菓子屋ラテ等のドリンクとして使われていますが、たまには本当の抹茶を味わうのもいいかもしれませんね。是非、生活に抹茶を取り入れその効能にあやかりましょう♪
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