2015/11/14
まろまろんまま
「金柑」というフルーツがあることはご存知ですか?あまり目立たないフルーツなので知らない方も多いんです。あまり注目されない金柑ですが、実はその果肉には驚きの栄養と効能が詰まっているのです!ここでは金柑の栄養や効能をご紹介!その効能を知り金柑を食べてみませんか?
金柑は、ミカン科キンカン属の木になる果実であり、原産地は中国と言われています。一般的には柑橘類として分類されていますが、実際は柑橘属ではなく「キンカン属」という独自の分類になります。果肉だけ食べても美味しいのですが、皮も食べられるので一緒に食べると柔らかい苦みと甘みが混ざりさらに美味しく食べられるのです。
金柑は薬として利用されることもあり、民間薬として咳や喉の痛みに効くと言われています。生薬名は「金橘 きんきつ」といい、金柑の皮も薬として使われていたようです。
金柑の栽培には温室栽培・ハウス栽培・露地栽培の3つがあります。温室栽培は早い時だと11月末からもう収穫が始まりますし、露地物は1月~3月にかけて収穫されているんです。でも、金柑が最も美味しい状態でたくさん出回っている時期は1月中旬から3月上旬頃まで!
この時期の金柑は甘く熟していて美味しいと言われています。
金柑の生産量は宮崎県が一番多く、なんと全国の70%も占めているのです!
宮崎県が金柑の生産量を70%も占めているなんて驚きですよね!栽培されている金柑にもそれぞれブランドがあり、「たまたま」「たまたまエクセレント」「春姫」などが有名な金柑のブランドです。
金柑はその実や皮に多くの栄養や効能を含んでいるフルーツだと言われています。
金柑にはビタミンCやカルシウムが豊富に含まれており、その中でもビタミンCは100gあたり49mgあります。これはレモンと同じくらいの量になるんですよ!
更にビタミンC程ではないですが、ビタミンAやビタミンEも含まれています。
また、普段はあまり聞くことのない「ビタミンP(へスぺリジン)と言う成分を含んでもいます。この成分は金柑の皮に含まれています。他の柑橘類にもこのビタミンPは含まれているのですが、一番効率よく摂取できるのは皮ごと食べられる金柑くらいなのです。
薬用として日本に来た金柑には、様々な効能があり今でも薬として使われることもあるんです!
金柑に含まれるビタミンCとビタミンAには、粘膜を強くする効能があり風邪の予防にいいと言われています。さらに、ビタミンCには疲労回復や肌荒れの改善・予防といった効能もあるので働き盛りの人や女性の方には嬉しい食べ物なのです!
ただ、ここで一つ注意することがあります。
ビタミンCは熱に弱く、加熱してしまうとその栄養・効能が失われてしまいます。なのでビタミンCの効能を損なわずに食べるには生のまま皮ごと食べるのが一番良いんですよ!
金柑にはカルシウムも豊富に含まれています。カルシウムとは、人体に最も多く含まれている成分で、骨や歯を形成したり、骨を強くする効能があります。特に育ち盛りのお子さんやご年配の方には絶対必要な効能ですので、おやつとして食べると効率的に摂取できますよ♪
金柑の効能で一番注目したいのは、この「ビタミンP (へスぺリジン)」という成分の効能です。へスぺリジンは、柑橘類の皮に多く含まれていますが皮ごと食べられる柑橘類はあまりありませんよね。皮ごと食べられる金柑は、とても効率よくへスぺリジンを摂取し、その効能を身体に齎すことができるんです!
この皮に含まれるへスぺリジンには、『血管強化』『血中コレステロールの改善』『血流改善効果』といった効能があります。その他にも動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防になるビタミンEもあるので、働き盛りの方には嬉しい効能が得られるんです!さらに、驚くことに『抗アレルギー効果』『発癌抑制効果』という非常に素晴らしい効能もあることが明らかになっています。
へスぺリジンには、血流改善や病気の予防といった効能だけでなくもう一つの働きもあることが知られています。
このへスぺリジンはビタミンCの吸収を高める効能があります!ビタミンCは、美肌・美白に欠かせない成分です。肌に悩む方は特に積極的に食べていきたいフルーツですね。さらには、『毛細血管の強化』『肌の新陳代謝促進効能』『冷え性改善』という効能もあることが分かっています!ビタミンP(へスぺリジン)は、とても豊富な効能がある優れた成分なのです!
金柑は生で皮ごと食べられるフルーツなので、そのまま食べてもおいしいですよね。
でも沢山もらった時などは、保存するにも大変。そこで、金柑を沢山摂取でき、一番ポピュラーで美味しいレシピを一つご紹介します!ただ調理してしまうと、熱に弱いビタミンC は破壊されてしまうのでご注意ください。
材料は、「金柑1㎏、砂糖300g、蜂蜜小さじ1、レモン汁5・6滴、水 適量」です。
1、金柑はヘタを取り、5か所ほど穴を開けます。次に鍋に金柑を入れ、水をひたひたに注ぎ火にかけましょう。
2、沸騰したら砂糖・蜂蜜・レモン汁を入れて弱火で約1時間15分ほど煮込みます。ペーパータオルで落し蓋をして時々返しながら煮込みましょう。
3、香りが立って、水分が減り、ブクブクとした泡と艶が出てきたら火を止めて冷ましましょう。冷めたら完成です!
保存は金柑に対し砂糖が30%以下だと約3週間くらいはもちます。それ以上なら1か月から40日ほど。砂糖が少なめだとカビが生えやすいので注意してくださいね。
金柑は他のフルーツにはあまりない「ビタミンP」が多く含まれている珍しいフルーツです。その効能も多く、是非食べていきたい果物ですね♪ 金柑の成分を壊さずに栄養を摂取するには、生で皮ごと食べるのが一番!!美味しく食べて健康になりましょう!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局