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私達に馴染みの深いコーヒー。コーヒーの効能や成分をご紹介!

料理やスイーツに合うコーヒー。コーヒーを使ったお菓子も沢山ありますよね。私達に馴染みの深いコーヒー、その効能を知っていますか?近年研究が進められ、癌を抑制する効能があるとも言われています。ここではコーヒーについて掘り下げてみました!効能を知っていきましょう!

そもそもコーヒーとは何?

コーヒーの木

コーヒーの栽培されている一帯は「コーヒーベルト」と呼ばれ、赤道を中心に南北25度の地域で行われています。

アカネ科の常緑樹で、農園で栽培されているものの和名は「コーヒーノキ」というのだそうです。野生のまま放置されたものは10mほどまで成長しますが、農園で栽培されているものは収穫がしやすいように1,5m~2m程になるよう剪定されています。

コーヒーの木は気候にデリケートなことで知られています。

コーヒーは温暖な気候でないと育つのが難しい性質を持っており、平均気温は約20℃、年間降雨量は約1500~2000mm、水はけが良く、適度に日当たりが良いことが育つ際の条件なのです。霜と寒さが苦手である一方、標高の高い土地で栽培されたアラピカコーヒーは高品質であるとも言われています。

コーヒーの木は、細やかな手入れを加えていれば4~5年かけて一人前の木に育っていきます。

コーヒーは発芽後、3年目から花を咲かせるようになります。白い花はジャスミンのような芳香をはなち、3日程で散ってしまいます。散ったあと、緑色で楕円状の細長い球形の果実となります。6~8か月後、真っ赤になり熟したコーヒーの実は収穫の時期を迎えるのです。

私達が普段飲んでいるコーヒーとは?

私達が普段口にしているコーヒーは、コーヒー豆(コーヒーノキの種子)を焙煎し挽いた粉末から、お湯または水で成分を抽出したものを飲料として飲んでいます。
コーヒーの果実からコーヒー豆を取り出すことを精製と呼び、精製された生のコーヒー豆は焙煎されて初めて、私達が普段口にする香りと味になります。

焙煎する工程には度合いがあり、コーヒーの焙煎のことを「焙煎度」と言っています。

焙煎度の低いものは「浅煎り」、高いものを「深煎り」と呼び、浅煎りされたコーヒー豆は浅い褐色となり、深煎りへなっていくにつれ黒褐色へと表面に油がにじみ出てきます。一般的に、浅煎りのコーヒーは香りや酸味に優れていて、深煎りは苦みに優れていると言われていますが、これは嗜好の問題ですので総合的にどちらが優れているというのはないと言われています。

コーヒーに含まれている成分とは

コーヒーの成分 ①カフェイン

コーヒーの最も特徴的な成分として「カフェイン」があります。一度は効いたことのある名前ですよね。

カフェインは、日本茶や紅茶にも含まれている成分で「アルカロイド」という化合物の一種です。興奮作用や利尿作用などの効能が認められています。コーヒーは、明治のころまで薬として使われていたほど、その効能は重宝されていました。昔、カフェインには発がん性があるとして騒がれたこともありましたが、研究により発がん性といった変異原性は無いということが認められました。

コーヒーの成分 ②ポリフェノール

コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールも豊富に含まれています。コーヒーの色や苦み、香りの元となっている成分なんですよ。

ポリフェノールは植物が作り出す抗酸化物質のことであり、赤ワインのアントシアニン、ココアのカカオポリフェノールなども「ポリフェノール」の仲間です。コーヒー1杯(約140cc)には、約280mgのポリフェノールが含まれており、これは赤ワインと同程度、お茶の約2倍もの量に当たります。

コーヒーの成分 ③コーヒーオリゴ糖

このコーヒーオリゴ糖は、ドリップした後のコーヒー粉の中から見つかった成分です。

AGF(味の素ゼネラルフーズ)が独自の研究所で、ドリップした後のコーヒーのかすに整腸作用などの健康効果が期待できる成分「コーヒーオリゴ糖」を発見しました。整腸作用といった効能以外にも体脂肪低減作用があることも突き止め、特定保健用食品の中で体脂肪に関する表示許可を得ました。

コーヒーが持つ効能とは? その①

効能 ①ダイエットに効く

意外でしょうが、コーヒーはダイエットに効能を発揮することが科学的にも認められています。コーヒーに含まれるカフェインには脂肪燃焼を促進する効果があり、特に運動の20~30分前に飲む事で効率的に脂肪を燃焼させることができるんだとか!カフェインを摂取することで、血中の脂肪酸濃度が上昇するので、脂肪を燃焼させる効能があるそうなんです!

効能 ②ガンになるリスクが低下

コーヒーに直接、ガンを防ぐ効果はありませんが、少なくとも1日に何杯もコーヒーを飲んでいるとガンになるリスクが低下することがわかりました。

コーヒーとガンの関連性の研究は、国内外問わず様々な機関で研究が進められています。その中で、前立腺がんは発病するリスクが高いガンの一つですが1日に1~3杯のコーヒーを飲んでいた人は前立腺がんが致命的な腫瘍になるリスクが30%低く、1日に6杯以上飲んでいた人はそのリスクが60%も低かったのだそうです。

さらに女性の乳がんとも関連があることがわかってきました。

研究によると、1日5杯以上のコーヒーを飲む人は被験者の年齢から考えても乳がんになるリスクが全体で20%減少したという結果が出ました。また、いわゆるエストロゲン受容体陰性のとても進行が速い乳がんに至っては57%とかなりのリスク低下がみられたそうです。ですが、これはただガンのリスクが増えないというだけです。定期的にがん検診には行きましょう。

コーヒーが持つ効能とは? その②

効能 ③糖尿病予防

日本だけでなく、世界各国の研究でコーヒーは糖尿病のリスクを低下する効能があることがわかっています

シドニー大学では、1日に3~4杯のコーヒーを飲む事で25%も2型糖尿病のリスクが低下したという報告もあります。ただ、この糖尿病予防に関する効能のメカニズムはまだはっきりとはわかっていません。推考として、カフェインやクロロゲン酸の脂肪燃焼効能が関係しているのでは、と考えられています。

効能④ 肝臓に良い

アルコールを良く飲む人で怖いのは、肝臓がんに移行しやすいアルコール性肝硬変です。ですが、1日にコーヒーを2杯以上飲んでいる人は肝硬変による死亡率が約66%低下したという研究結果があるのです。お酒を飲む方は意識的にコーヒーを飲んだほうがコーヒーの効能をより得られますよ。

コーヒーが持つ効能とは? その③

効能⑤うつ病の予防

コーヒーはなんと鵜病予防にも効能があるということがわかってきました。1日4杯以上コーヒーを飲んでいる人はそうでない人に比べてうつ病の発症率が1割も低くなっている事が判明しました。その効能の原因として、抗酸化物質が関係しているのではないかといわれています。

効能⑥ 脳の活性化を促す

コーヒーの香りが、脳の働きや頭の回転を活性化する効能があるということも最近の研究結果で判明しました。脳を使って嗜好したり、情報処理をしている際にコーヒーの香りを嗅ぐと、脳の電位が高くなり、働きが著しく活性化したのだそうです。勉強や大事な仕事の際にコーヒーの香りを嗅ぐと効能が発揮されるかもしれませんね。

注意!!コーヒーにはデメリットもある!

内臓や脳など様々な部位に効能がある「コーヒー」。ですが飲む際には注意しないといけないこともあります。

まず、一つ目は「胃が荒れる」危険があります。
コーヒーは消化液の分泌を促し消化を助ける効能がありますが、飲み過ぎてしまうと逆効果となり、胃痛、胃が荒れてしまうのです。空腹時の飲用などは胃痛が起こったりしますので注意しましょう。

二つ目は「貧血」に危険性です。

コーヒーには「タンニン」という成分も含まれています。タンニンは鉄分と結合するので、体内で鉄分の吸収が阻害されてしまうのです。結果、鉄分不足に陥り「貧血」を起こしてしまう可能性があります。これを予防するためには、食事前、1時間以内のコーヒーの摂取は控えましょう。

三つめは「睡眠が阻害される」可能性があることです。

コーヒーには覚醒作用があるため、質のいい睡眠がとれなくなる可能性があります。体質により、全く関係ないという方もいるでしょうが、カフェインが体内から完全に無くなるために有する時間は15時間程度とも言われているのです。眠れなくなってしまう方は少なくとも就寝の4~6時間前からはコーヒーは飲まないようにしましょう。

コーヒーの効能 まとめ★

コーヒーはほんの少し前まで「体に悪い飲み物」と言われていました。ですが近年、コーヒーの成分や作用が見直されガンのリスクを下げる効能が見つかってからは、どんどん研究が進んでいます。これからも新しい効能が発見されるかもしれません!是非コーヒーの効能にあやかり、健康な体を手に入れましょう!

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