2016/04/13
hiro1439
おでんや煮物料理の定番である厚揚げ。香ばしい食感と、染みたおだしが口いっぱいに広がる厚揚げが大好き!という方も多いですよね。厚揚げはそもそも豆腐、カロリーは低い?でも油で揚げているんでしょ?今回は厚揚げのカロリーや栄養価についてまとめました。
豆乳ににがりを入れて固めたものが「絹ごし豆腐」です。絹ごし豆腐から水分を抜いて凝縮させたものが「木綿豆腐」厚揚げはその木綿豆腐をさらに水気を切って油で揚げたもので、内部は豆腐の状態を保つよう表面のみ香ばしく揚げています。焼いて生姜醤油で食べたり、おでんをはじめとする煮物で食べられることが多いですが、最近では厚揚げを使ったいろいろなアレンジレシピも増えています。そこで気になる、厚揚げのカロリーや栄養価をみていきたいと思います。
厚揚げのカロリーは、一枚(128g)で192キロカロリーです。同じ大豆製品の冷奴は一人前で100キロカロリー弱なので、油で揚げている分、厚揚げの方が高カロリーです。また、100gあたりに換算すると、150キロカロリーになります。ただ、厚揚げのカロリーはちょっとした工夫で減らすことができます。他にはたんぱく質10.7g、脂質11.3g、炭水化物0.9gと、高たんぱく低糖であることがわかります。水気を切っていることで、豆腐より成分が凝縮しているので、絹ごし豆腐よりも木綿豆腐よりも栄養価は高いのです。
厚揚げの特筆すべき栄養価は、ビタミンKとカルシウムです。ビタミンKは出欠したときの血液を凝固させたり、骨にカルシウムが沈着するのを助けます。カルシウムは、広く知られる通り骨や歯を構成します。また、心を安定させる作用もあります。
また厚揚げには、ベータコングリシンというたんぱく質の一種多く含まれ、認知症を予防する効果のある葉酸は豆腐の2倍含まれています。
厚揚げを調理する前に、熱湯をかけて表面の油を落とします。このように油抜きをしてから調理することで、カロリーがぐんと抑えられるので、凝縮された大豆製品特有の栄養はそのままに、カロリーを落として摂ることができます。これでカロリーが気になる方でも安心して食べることができますし、栄養満点なので、むしろダイエットには有効なのです。
豆腐よりも油で揚げている分、厚揚げは食べごたえがあります。形も崩れにくく炒め料理にも活用できるので、ダイエット中の主食に最適です。豆腐ダイエットは満腹感が得られずに長続きしない、と言われがちですが、厚揚げならその点も安心です。また、先ほども触れたように糖質が少ないので、糖質制限中でも厚揚げOKな優れものなのです。
栄養があってダイエットにも活用できる厚揚げ。ダイエットというと、どうしてもカロリーの低いものをと考えてしまいますが、カロリー摂取を制限すると必要な栄養まで制限してしまいがちなので、ある程度カロリー抑えられて栄養満点の厚揚げは万能といえますね。いろいろなアレンジが可能な厚揚げ料理を、カロリーとともにご紹介します。
厚揚げの肉みそ焼き
325キロカロリー
厚揚げのふーふーあんかけ
374キロカロリー
厚揚げとシャキシャキ玉ねぎの照り焼きハンバーグ
219キロカロリー
ピリ辛肉だれの厚揚げレタス鍋
340キロカロリー
厚揚げのピザ風
309キロカロリー
厚揚げと聞いて、油で揚げていてカロリーが高いからダイエットには向かないでしょ・・・と思って厚揚げを避けていた方は、もうその必要はありません。簡単なひと手間、油抜きでカロリーは抑えられることがわかりました。豆腐よりたべごたえがありボリュームもあるので、主食としてさまざまな料理に活用できて実はダイエットのお助け食材だったのです。栄養価が高く、ごはんやパンの代わりになる食材はそうそうありません。食卓の脇役だと思われがちな厚揚げを使って、カロリーコントロールを実践してみてはいかがでしょうか。
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