サラダには欠かせないレタス。あまり知られていないレタスの栄養素。
2016/06/10
Mozumozu
西洋料理の付け合わせのイメージが強いクレソン。付け合わせのほかにはどんな食べ方があるの?体によさそうなイメージがあるけれど、クレソンにはどんな栄養が含まれているの?まだまだ、クレソンについては知りたい事だらけです。そんなクレソンの栄養やレシピをご紹介します。
最近はスーパーなどでも手に入りやすくなりましたが、まだまだ、クレソンをどう食べていいか分らない方もいるのではないでしょうか。またクレソンにはどんな栄養が含まれているのでしょうか。そんなクレソンについて調べてみました。
原産地のヨーロッパでは古くから栽培されており、日本には明治時代に入ってきたとされます。現在はスーパーなどでふつうに見られますが、当初は外国人向けに栽培されていました。繁殖力が旺盛で、現在は野生化したものが全国で見られます。クレソンの呼び名はフランス語で、英語でウォータークレス、和名はオランダガラシもしくはオランダミズガラシと言います。
ピリッとした辛みがクレソンの特徴。和名でカラシの名がついているのもうなづけます。この辛みが肉料理によく合いますよね。
米・ワシントンポスト紙によれば、米ニュージャージー州のウィリアム・パターソン大学の研究者が17種類の必須栄養素の含有量をもとに作成した、「栄養素の高い果物と野菜トップ41」リストによると、クレソンはスコア100点を獲得して第1位となった。
必須栄養素をスコアリングした結果、クレソンが栄養価のナンバーワンとなったのです。付け合わせと思っていた野菜にそんなに栄養があったとは驚きです。
クレソンのカロリーは43g(1束)で6kcalのカロリー。クレソンは100g換算で15kcalのカロリーで、80kcalあたりのグラム目安量は533.33g。炭水化物が多く1.08g、たんぱく質が0.9g、脂質が0.04gとなっており、ビタミン・ミネラルではビタミンKとモリブデンの成分が高い。
クレソンに含まれるビタミンKは、出血時の止血を助ける栄養素です。また骨の生成をうながします。骨粗鬆症の予防のためにも、クレソンの栄養を取っておきたいものです。
また、クレソンは生で食べられますので、ビタミンなどの栄養価が損なわれないのもうれしい点です。
ピリッとした辛みがありますが、これはワサビなどと同じ「シニグリン」という成分によるものです。
この成分は食欲増進、胃もたれ解消の効果があります。
シングリンは、肉の脂肪の消化を高める働きをするので、おもにステーキやローストビーフなどの肉料理の付け合わせに用いられるのも、理にかなっているといえるのです。
クレソンには鉄分も多く、その上鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれるため、貧血予防には適した食材です。またカロテンやカリウムも豊富です。新鮮な野菜や果物から十分にカリウムを取っていると高血圧の予防になることも分かっています。
クレソンの栄養は肉料理に合わせることで消化を助け、かたよりがちな栄養をバランスよく補ってくれます。
また、クレソンの栄養は、鉄分を多く必要とする女性、特に妊婦や成長期の子供にもおススメです。
カロテンは強い抗酸化作用を持っていますので、アンチエイジングにも効果が期待できます。美肌のためにもクレソンの栄養は見逃せません!
そんな栄養豊富なクレソンですが、繁殖力が強く、一年のうちほとんどの期間、栽培が可能で育てやすいという側面があります。クレソンの栄養を手軽に食卓に取り入れられるように、家で育てられたらうれしいですよね。そこで難しい材料を使わず、家でも簡単に栽培ができる方法をご紹介します。
用意するもの
クレソン クレソンの苗・ざるとボウルのセット(直径15cmぐらいのもの)・発泡煉石・根腐れ防止剤(園芸店などで手に入ります)・排水口用のネット・竹串
クレソンはきれいな水を好みますので、水替えはこまめにしましょう。
お店で売られているクレソンは、少量のものが多いですから、たくさんクレソンの栄養を取りたかったら育ててみるのも良いかもしれません。
定番の牛肉とのコラボレーションです。付け合わせとしてではなく、サラダのようにすることで、クレソンの栄養をたっぷり取ることができます。
クレソンは中華料理にも用いられるのですね。こちらは広東風のスープを簡単に作れるようアレンジしたレシピです。クレソンの栄養たっぷりで、体も温まります。
お魚と合わせてもいいですね。クレソンの栄養を取ることができるだけでなく、魚の生臭さを打ち消す効果も期待できます。
いかがでしたか?
今までクレソンを添え物と思っていた方も、クレソンの栄養について見直してみようと思われたのではないでしょうか。また、付け合わせだけではなく、色々な料理に加えてみることもできそうですね。最強クラスの栄養を持つクレソンを、ぜひ食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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