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日本人には欠かせない!お米に隠された栄養とごはんのチカラ!

お米には、パワーの源となる炭水化物のほか、タンパク質、ビタミンB1やビタミンEなどの栄養素がふんだんに含まれていてます。お米はまさに栄養の宝庫です!でんぷんの質が良く、消化や吸収も良いので、力をたくわえ、持続するといわれています。

お米の歴史

和食の基本である「ごはん」。お米は保存も効いて、腹持ちもよく、何より栄養バランスがいい。良質なでんぷんの他に、タンパク質、脂肪、ビタミンB1やビタミンEなどさまざまな栄養素がふんだんに含まれています。お米が愛され続けてきたのには、こんな理由があったんです!

お米作りの起源

日本におけるお米づくり・稲作の歴史は非常に古く、なんと縄文時代から始まりました。中国から九州へと伝わったとされる稲作技術によって、少なくとも3000年以上前から日本人がお米をつくっていたことが明らかになっています。
栄養補給に最適だったお米は、こうして縄文時代から弥生時代にかけて、お米づくりは日本中に広がっていきました。

最も古い田んぼ(水田)としては約2500年前のものが岡山県で発見されています

出典:http://www.okomehp.net

お米づくりは全国へ

古代に始まった日本のお米づくりは九州地方から東へ広がりました。
2200~2300年前の時点では現在の青森県まで田んぼでのお米づくりが伝わっていたようです。
日本の気候は、米づくりに適していて、雨が多く降る季節(梅雨)と雨が少なく暑い季節(夏)があることが利点として挙げられています。
また食味の良さや栄養価の高さ、長期間の保存がきくという点も主食としてお米が選ばれた大きな理由です。

みんな大好き!白米は栄養満点!

白米は、栄養の宝庫と言われていますが、いったいどこに栄養が含まれているのでしょう?
白米を食べないダイエット法もありますし、食べなくても大丈夫なんじゃないかと思っている方もいるかもしれません。
ここでは、白米にどのような栄養素が含まれているのか、見ていきたいと思います。

収穫~白米になるまでには、こんな工程があった!

この図の通り、白米とは『玄米を精米したもの』ということはご存じの方も多いと思います。さらに詳しく説明すると、玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたものがお米が白米です。

なぜ精米するのか。その理由はとてもシンプルで、ごはんがおいしくなるからです。
果物が皮と種を取り除いたほうがおいしくなるのと同じように、お米も精米することで、雑味がなくなり、美味しく食べることができます。

玄米、三分つき米、五分つき米、七分つき米、胚芽米、白米の順に精白度合いが大きくなります。

出典:http://www.sasanishiki.com

ごはん 150g(茶碗1杯)あたりの栄養価

収穫から白米になるまでの流れがわかったところで、お米にはどんな栄養素がどのくらい含まれているのか、詳しく見てみましょう!

 エネルギー:252kcal
たんぱく質:3.75g
 脂質:0.45g
 炭水化物:55.6g
 ビタミンB1:0.03mg
 ビタミンB2:0.015g
 ビタミンB6:0.03g
 カルシウム:450mg
 マグネシウム:1050mg
 亜鉛:99mg

まず注目したいのは、主にエネルギー源となる炭水化物、脂質、たんぱく質のバランスが優れていることです。この3大栄養素は、健康なカラダ作りに欠かせない栄養素です。
他にも、炭水化物(糖質)をエネルギーに変換するときにに必要なビタミンB1もしっかり含まれていることや、歯や骨の強化に重要なマグネシウムも豊富に含まれています。

白米って、それぞれの栄養素がこんなにバランスよく、豊富に含まれていたんです!

炭水化物は、体を動かしたり温めたりするのに必要な栄養素で、消化がよいのですぐにエネルギーとして活用できます。

 たんぱく質は、体の血液や筋肉、細胞を形成する栄養素で、特に成長期にはたくさん摂りたいものです。

出典:http://www.yc.zennoh.or.jp

栄養を逃がさず、美味しく食べよう!

白米に、栄養がたっぷりつまっていることは、わかっていただけたでしょうか?
その栄養を逃がさないためにも、重要なのはお米の研ぎ方です。

昔は、精米技術が悪く、精米された米でも、ぬかがついていたり、精米不足だったり、というものも多かったため、手のひらでこすりあわせるように、丹念なとぎ方が必要でした。
しかし、今は精米技術が進歩しているので、ゴシゴシととぐ必要はありません。米粒表面の、酸化した部分や、付着したヌカを、軽くといで落とす程度で十分なのです!
とぐというよりも、水で洗うという感覚でよいかと思います。

せっかくのお米の栄養を逃さず、美味しくいただきましょう!

同じ炊飯器を使っても、お米のとぎ方や水加減など、ちょっとした心遣いでよりおいしいごはんになります。

出典:http://www.yc.zennoh.or.jp

白米だけじゃない!いろいろなお米の栄養をご紹介!

玄米

白米の栄養について、わかっていただいたところで、他のお米の栄養についてご紹介!
美肌効果や健康増進など、いいことづくめ栄養がたっぷりつまっています!

上でも説明した通り、玄米とは稲のもみ殻だけを取り除いた状態のお米のことです!
見た目の特徴として、お米の周りがヌカに覆われているため、茶色っぽい色をしています。

栄養面でとても優れていて、白米と比較すると、食物繊維なら3~6倍、ビタミンB1なら5~8倍、その他ビタミンB2、B6、E、鉄分、亜鉛、カリウムなども多く含まれます
主食を玄米に置き換える事で、生活習慣病予防や美容、便秘改善が期待できるといわれています!
エネルギーは、お茶碗1杯あたり約247kcalと白米と大差ありません。
玄米がダイエットや健康にいいとされているのは、白米以上にたくさんの栄養素がふくまれているからです!

白米と同じように炊いてしまうと、硬くて粘り気もも少ないので、注意が必要です!

雑穀米

雑穀米とは、白米にあわ、ひえ、きび、ハトムギ、押し麦、大麦、黒米、アマランサス
などさまざまな雑穀と一緒に炊くお米のことです。

白米も混ざっているので、白米に混ぜる量を調節することで自分好みの味に調節できます!玄米と同じく、食物繊維やミネラルなどの生活習慣病予防に効果的な栄養素をたくさん含んでいて、食事のバランスも整えやすくなります。
ポリフェノールなどの抗酸化作用などの働きがある雑穀もあり、美容にも効果的!
噛みごたえがあるので、白米に比べ満腹感を得やすい為、女性には特におすすめです!、商品によって配合が違う為、自分に合った雑穀米をブレンドするのも楽しいですね♪♪♪

1日3食、主食はごはんで!

お米にはこんなにも栄養がつまっていたこと、わかっていただけたでしょうか?
そして、大切なのは、1日3食しっかり食べることです。
お米の栄養や、いいところをたくさん挙げましたが、いかに栄養が豊富だと言っても玄米だけでは必要な栄養を全て摂取することはできません。
主食として食べるのが白米でも玄米でも、大切なのは他の食材と組み合わせた食事によって栄養のバランスをとることです!

そして、 どのような食材とも相性の良い白いご飯は、まさに究極のヘルシー食材だと言えますね!

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