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栄養豊富なおから!そのカロリーと栄養をちゃんと知っていますか?

離乳食やダイエット食等にも利用される「おから」。昔から栄養豊富で身体に良いと言われてきましたよね♪でも、どんな栄養がありカロリーはどれくらいなのか知っていますか?ここでは身体に良いとされるおからのカロリーと栄養をまとめました!おからを知り美味しく食べましょう!

「おから」ってどんな食べ物??

「おから」は簡単に言うと、『大豆から豆腐を製造する過程で、豆乳を絞った際に出る搾りかす』の事です。日本をはじめ、中国、韓国など豆腐を食す文化にある東アジア一帯では馴染みの深い食品です。食物繊維が多く、基本的に火を通してから食します。

大豆から豆乳を絞った後の廃物であることから、値段は安価で手に入りやすい食品です。

場所によっては、豆腐屋が無料で分け与える事もあり、江戸時代からあったと言われています。昔は需要があったのですが、現在は食品としての需要が年々下がり、供給を大きく下回っている状況です。また、品質の劣化が早く日持ちがしないので、近年では家畜の飼料として一部利用されるか、脱水して保存性を高めてから供給する他はほとんどが廃棄されているのが現状です。

おからのカロリーはどれくらい?

おからのカロリーは約111キロカロリーほど。

100gでこのカロリーは十分低カロリーと言える量です。ただ、この111キロカロリーというのは、他に何も調理していないただの「おから」である場合です。調理した場合はもう少しカロリーは高くなりますよ。

おからを調理した場合のカロリーは?

例えば、スーパーでよく見かける「卯の花」として調理されたおから。このカロリーを見ていきましょう。

一般的な卯の花には、「野菜、油、醤油、酒、みりん」等が加えられています。そのため当然カロリーは高くなります。卯の花100g当たりのカロリーは約134キロカロリーほど。ノーマルな「おから」のカロリーと比べるとそのカロリーは高いですよね。

おからのカロリーは調理次第で大きく変わる!!

最近はおからを使った低カロリーな料理が流行りだし、様々な料理に活用されているおから。

でも、調理しだいではおからは高カロリーな食品へと変わる危険性があります。基本的に、調理前であるおからは、水分がたっぷりと含まれた状態です。この状態で、約111キロカロリーです。ということは、水分を完全に飛ばした状態のおからを100g当たりで計算すると約200キロカロリーとなるのです。

先ほど紹介した、卯の花のカロリーはおからの水分を飛ばして他の具材や調味料を入れた結果のカロリーと言うことを忘れてはいけません。このようにおからは、おからの水分量によってカロリーが変動する食品です。調理の際水分を含みやすいおからはパサパサしやすいので調味料を多めに入れてしまいがちですが、気をつけましょう。また、油の量にも注意しておきましょう。

低カロリーな「おから」 栄養価はどれくらいなの?

◆おからの栄養 「食物繊維」◆

低カロリーなおからには食物繊維がたっぷりと含まれています。

食物繊維の量は100g当たり約11.5gほど。この量はごぼうの約2倍にあたります。また、おからの食物繊維は「セルロース」という水に溶けないタイプのもので、腸の蠕動運動を促し便秘解消に効果発揮します。さらに便秘の解消だけでなく腸内の残留物も排出してくれるので大腸がんの予防にもなると言われているんです。

◆おからの栄養 「炭水化物」◆

おからには大豆が含む豊富な炭水化物が含まれます。これも腸内環境を整える働きがあり、さらに炭水化物に含まれるオリゴ糖が腸内の善玉菌のエサとなってくれるのです。

◆おからの栄養 「サポニン」◆

おからに含まれるサポニンは、豆腐にはないおからだけに残された成分です。

サポニンは、血管に付着した脂肪を洗い流し、脂肪の吸収を抑える効能があるため生活習慣病の予防にもなると言われています。また、サポニンは活性酸素を抑制し、老化を食い止めるという優れた効能もあります。これから更なる健康効果も期待できると注目を集めている成分なんですよ。

◆おからの栄養 「タンパク質」◆

大豆に含まれている良質なタンパク質は、おからにも含まれているのです。

タンパク質は筋肉を作るためには欠かせない栄養素です。タンパク質は肉類に多く含まれていますが、ダイエット中の方などはカロリーがある肉を食べるのを避けるためタンパク質不足になりがちです。ですが、この大豆をもとにした植物性タンパク質であれば、脂質を気にしないでタンパク質を摂取できるんですよ!

低カロリーが嬉しいおから!でも食べ過ぎには注意です!!

カロリーが低いのなら、沢山食べてお腹一杯にしたいですよね。

おからは食べ過ぎるとお腹が緩くなる可能性があります。食物繊維を豊富に含んでいるので便秘の方には効果的ですが、そうでない人は腹痛を起こしやすいのです。おからの1日摂取量目安は50gほど。できるだけ守りましょう。

また、生のおからは豆腐と同じくらいに賞味期限が短い食品です。傷みが早いので、長期保存する際には煎って水分を飛ばし冷凍保蔵する必要があるので覚えておきましょう!

おからのカロリー まとめ★

おからはお手頃な値段で手に入り、比較的調理もしやすい食品です。その上、低カロリーで栄養も豊富。ダイエットにも効果的な健康食品なんですよ♬
是非この機会に、おからを食卓に取り入れてみてください♪ ただ、食べ過ぎにはご注意を!

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