2016/01/20
o-chandesu
ホルモンといえば、「焼肉」に「もつ鍋」に「モツ煮込み」に、さまざまな料理に使われます。そんなホルモンですが、栄養はあるのでしょうか?ホルモンの栄養は、実は思っている以上に豊富なのです。意外と知らなかったホルモンの栄養をみていきましょう。
【ホルモンの栄養】ヘルシーで低脂肪なホルモンの栄養
ホルモン(内臓肉)は生肉部分より脂肪の少ない部位です。具体的には、ハツ・レバー・マメ・ミノ・センマイ・テッポウ・スジ・コブクロがそれにあたります。脂肪分も少なく、低カロリーです。
ちなみに、牛の一番高カロリーな部位は生肉のカルビです。内臓肉でもタン(高カロリー第3位)・テール・アカセンマイ・ヒモは脂肪分が多めなので食べすぎには注意が必要です。ホルモンの栄養は、部位によって異なるので覚えておきましょう。
【ホルモンの栄養】ミネラルという栄養素が豊富
牛ホルモンと豚ホルモンで多少の差はありますが、「鉄」・「亜鉛」・「銅」の含有量が高いです。夏バテ対策に食べるのもおすすめです。
【ホルモンの栄養】ビタミンという栄養素も豊富
「ビタミンB12」は一食当たりで1日の目安を摂取することができます。ビタミンB12は葉酸と結合して赤血球の核酸やタンパク質の合成を助ける働きがあります。
【ホルモンの栄養】ホルモンの栄養により、免疫力を高める
ホルモンの中でレバーには「ビタミンA」が含まれています。このビタミンAは、脂溶性のビタミンの一種で、一般に動物性食品に含まれるレチノールを指しています。
ビタミンAは、皮膚、目の角膜や粘膜などを覆う粘膜を健康に保つ働きがあります。皮膚の粘膜は病原菌などの侵入を防ぐバリアの役割をしていて、正しく機能することでウイルスなどの外敵から体を守ります。
【ホルモンの栄養】亜鉛という栄養素
ホルモンの栄養には、「亜鉛」も免疫力を高める効果があります。亜鉛は、ウイルスや細菌の感染を防ぐナチュラルキラー細胞を活性化する働きがあり、免疫力を向上させるそうです。
【ホルモンの栄養】ビタミンB1という栄養素
疲労回復に関係する成分は「ビタミンB1」です。ビタミンB1は炭水化物(糖質)の代謝を促すため、白米を主食にしている日本人にとって必要な栄養素です。
【ホルモンの栄養】ビタミンB1という栄養素
ビタミンB1は、糖質の代謝を行う酵素を助ける「補酵素」として働き、エネルギーを産生し、神経・筋肉などへエネルギーを供給します。
この「糖質からのエネルギー」は、ストレスを緩和する役割や、疲労物質(乳酸)が体内に蓄積されるのを防いで疲労を緩和し、疲労を早める効果もあるということです。ただし、ビタミンB1は代謝スピードが速く、貯蔵されにくい性質を持っているため、継続的に摂取することが大事なようです。
貧血予防
貧血予防に関係する成分は「鉄」です。体内の鉄の約3分の2が血液中で赤血球のヘモグロビンの構成成分となり、肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運ぶ重要な働きをしています。
鉄分は、吸収率が約8%前後と極めて低いために欠乏しやすいミネラルです。貧血の90%は「鉄分欠乏」によるものであり、症状があらわれない潜在的な鉄分欠乏状態の人も多いので、充分な摂取を心がけなくてはならないそうです。
ホルモンの栄養は、夏バテに良い
ホルモンはとても栄養が豊富ですので、積極的に摂りたい食品です。特に、ビタミンやミネラルが豊富であり、夏バテや体の調子が悪いときに食べると効果的です。
ホルモンの栄養は、ビタミンB1が豊富
また、ホルモンの栄養の中でもビタミンB1は特に豊富です。疲労回復に効果があり、食べると元気になります。貧血予防の鉄分も多く含まれており、とても万能な食材です。
焼肉屋でも、もつ鍋屋でも、お店によっては居酒屋でも食べることができますし、スーパーなどでもホルモンはありますので、いつでも手軽に食べることができます。色々な部位を食べてみて、ホルモンの奥深さを楽しんでみてください。
貧血予防としてのホルモン
また、ホルモンには鉄分も多く含んでいます。肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運ぶ重要な働きをしています。
貧血の90%は「鉄分欠乏」によるものであり、食事からの鉄分摂取不足による原因がほとんどです。ホルモンを食べることにより、この鉄欠乏性貧血を防ぐことができます。
ダイエットをすると、どうしても栄養に偏りができてしまいます。ホルモンを食べることで不足しがちな栄養素を摂取できるので、少量でも取り入れていきましょう。
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