甘酒のカロリーは決して高くないので安心してご利用下さい！

　日本書紀に出てくる「天甜酒　（あまのたむざけ）」というお酒が、甘酒の起源だと言われています。平安時代は貴族の飲み物でしたが、一般に広まったのは室町時代以降だそうです。冷やして飲むのが元々で、俳句では夏の季語でもあるということです。でも、体を温める効果がある結果、冬の飲み物に移行したということです。カロリーという言葉こそなけれ、実用としてきちんと運用されていたのですね、庶民は。

　甘酒にはどのような栄養があり、体にいいことをしてくれるのでしょうか。特に美容にいい、美肌関連には確かによく採り上げられています。まずビタミンB群や、システイン・アルギニン・グルタミンなどアミノ酸が豊富に含まれている点です。 次にオリゴ糖、食物繊維が多く含まれている事や、発酵食品としての整腸作用もあるので便秘解消に役立つことも有名です。

　カロリーは基本的に１００gあたり６０〜８０kcａlなので、食品単体としては低カロリーです。砂糖を入れすぎないようにすればカロリー計算については神経質にならなくても大丈夫のようです。

　甘酒を使ったダイエット方法が存在しまして、甘酒のカロリーを利用します。例えば、朝食を甘酒コップ１杯に置き換えるという方法。とにかく満腹感を手軽に得られるので、ついこれで他を食べ過ぎてカロリー過多にならなければ成功な訳です。ただ、アルコールは含まない米麹による甘酒にしましょう。

　他にも豆乳甘酒や玄米甘酒のダイエット法があるようです。豆乳、玄米といずれもダイエットではお馴染みさんですね。便秘の解消や冷え性の克服に効果があるようです。

　缶甘酒です。ここの甘酒はこだわりの酒粕・米麹を使用しているそうです。他にも「吟醸甘酒」は１２０kcａl／１６０g（７４kcａl／１００g）、「甘酒しょうが」は１２２kcａl／１９０g（６４kcａl／１００g）となっています。

　こちらは期間限定のいちご味です。森永はさらにバリエーションとしてアルコールフリーの甘酒を発表してて、それは１１０kcａl／１９０g（５８kcａl／１００g）。なので森永の甘酒では、いちご味が一番低カロリーになります。

　これも季節限定商品です。ほんのり甘い甘酒風味で、米糀と酒粕を配合した豆乳飲料ということです。気になるアルコール分は０．１%です。

　天下の大関さんが満を持して出されている甘酒です。公式のホームページですと、１００gあたりの熱量として「１３０kcａl」と記載されています。それを尊重しておきますが、そうなると他のどの甘酒よりぶっちぎりで高カロリーということです。

　一部、有名な酒造メーカーのカロリー数が倍近く高いのですが、おおむね甘酒のカロリー数は８０kcａlという認識なので、そう心配する必要はなさそうですね。

　特に米麹からの甘酒はアルコール数が０．００％なので、普段から積極的に取り入れることも出来そうですね。カロリーを気にされている方も、より健康的で、より美しいお肌に乾杯して下さい…、飲み過ぎ、砂糖の使い過ぎには注意をしてね。