らっきょうを食べて健康になろう!注目すべきらっきょうの栄養効果
2016/06/02
井藤由緒
カレーライスの付け合わせとして、福神漬けと共に定番のらっきょうの甘酢漬けですが、その小さい粒には、実は栄養がたっぷり含まれているのです!そのらっきょうの甘酢漬けの、気になる効果やカレーライスと食べるとよい理由、さらに家庭での作り方についてご紹介します。
らっきょうの甘酢漬けは一般的な漬物ではありますが、カレーの時くらいしか食べないという方も多いかもしれません。でも、実はらっきょうは薤白(がいはく)という名で漢方薬にも用いられる野菜なのです。栄養価も高そうですよね。
そこで、今回はらっきょうの甘酢漬けについて調べてみました。
ラッキョウ(辣韮、薤、辣韭)は、ユリ科(ネギ科とする場合もある)の多年草・野菜。別名は「オオニラ」、「サトニラ」
わが国への渡来は定かではないが、江戸時代から栽培され、明治、大正と栽培量が増えた。大部分が六月から七月に出荷される。
ユリ科の野菜には浅葱やニンニクなど薬味として活躍する野菜が多く含まれています。
らっきょうの栄養のなかには
「フルクタン」という珍しい栄養があります。
このフルクタンの効果には
脂肪が体内に吸収されるのを防ぎ
太るのを予防する働きがあるのです。
らっきょうの甘酢漬けに含まれる「フルクタン」という栄養には、血糖値の急上昇を抑える働きがあります。血糖値の上昇を緩やかにすることで糖尿病の予防になり、また肥満防止の効果も期待できます。
らっきょうの栄養の中には
がんの予防に効果を発揮するものもあります。
「ジアリルスルフィド」という栄養が
がん発症を抑える酵素の働きを助けてくれるのです。
らっきょうに含まれる食物繊維はキャベツの50倍、ごぼうの3~4倍という、驚きの量です!らっきょうの甘酢漬けを食べることで、便秘改善にも期待ができますね。
らっきょうに含まれる硫化アリルには強い殺菌作用がありますので、らっきょうの酢漬けを食べることで、風邪等の感染症予防の効果が期待できます。また、体を温める効果もあります。
また、硫化アリルは疲労回復によいビタミンB1の吸収を促進しますので、ビタミンB1の含まれる食品と一緒に食べることで、相乗効果があります。ビタミンB1の多い豚肉と食べるのもよいですね。ポークカレーの付け合わせに、らっきょうの酢漬けを食べるのは理に適っているのですね。
体に良いらっきょうの甘酢漬けですが、食べ過ぎは良くないようです。
硫化アリルは少量なら整腸作用がありますが、摂り過ぎると刺激が強いため、かえって下痢や胃もたれ等の体調不良を引き起こしますので、気をつけて取りましょう。
夏のはじまりの頃、生のらっきょうがお店に並び始めたら、自宅でらっきょうを酢漬けにしてみませんか?ここでは、定番の甘酢漬けのレシピについてご紹介します。
土付きのらっきょうから甘酢漬けを作りたい方のためのレシピです。土付きの生のらっきょうを酢漬けにする場合、本格的な作り方では、まず、らっきょうを塩漬けにし、それから甘酢に漬けるという2つの工程が必要になります。
手間のかかる分、おいしさは格別です。
もっと手軽につけてみたい場合は、塩漬けをせずに甘酢に漬けることもできます。既に洗ってあるらっきょうを買ってくれば、さらに手間がかかりませんね♪
体に良いことが分かったらっきょうの甘酢漬け♪ぜひカレーの時だけじゃなくて、日常の食生活に取り入れたいですね。らっきょうの甘酢漬けは好きだけど、そのまま食べるのに飽きてしまうという時は、タルタルソースに加えたり、酢飯に加えたりするものおいしいようです。
らっきょうの旬の季節になったら、好みの味で自分で漬けてみるのも良いかもしれません♪
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