サラダには欠かせないレタス。あまり知られていないレタスの栄養素。
2016/06/10
Mozumozu
かつおは年に二回旬を迎える魚です。さっぱりとした春の初かつおと脂がのった秋の戻りかつお。ところで、それぞれの季節のかつおに含まれる栄養には違いがあるのでしょうか?今回はそんなかつおに注目してかつおの持つ栄養や体にいいことを調べてみました。
カツオは体全体の1/4をタンパク質が占めるほど多く、背骨に近く赤黒い「血合い」の部分にビタミンB12、ナイアシン、鉄のほか、遊離アミノ酸のタウリンをたくさん含んでいます。
カツオのタンパク質はうま味成分のイノシン酸などが多いことから、和食ではカツオブシを煮出しただし汁が欠かせません。
皮の部分には食べ物によって必ず摂取しなければならない必須アミノ酸のリジンが多いのも特徴で、これを活かす銀皮造りなどの食べ方も、古くから取り入れられました。
かつおは、日本書紀や古事記にも登場する日本人とは馴染みの深い魚です。かつおは身が柔らかく痛みやすかったので、生で食べられるようになったのは鎌倉時代以降だそうですよ。それ以前は、堅くなるまで干してから食べられていたそうです。そこからかたうお(堅魚)と呼ばれるようになって、現在のかつおに変わったんですって。そしてかつおは戦国時代から江戸時代にかけての武家社会では、「勝男」に通じることから縁起物とされたそうです。引き出物に鰹節が使われるのはこのあたりから来ているんですね。
(初がつお)
カロリー: 114kcal たんぱく質: 25.8g 脂質: 0.5g 炭水化物: 0.1g
食物繊維: -g
(戻りがつお)
カロリー: 165kcal たんぱく質: 25.0g 脂質: 6.2g 炭水化物: 0.2g
食物繊維: -g (栄養価はそれぞれ100gあたり)
初かつおと戻りかつおでの栄養の違いは、大きくは脂質の違いですね。回遊している間にたっぷりと脂肪を蓄えた戻りかつおは、栄養的には脂質が高いです。そして、脂質だけではなくてカロリーも高くなってしまいますね。また、背中の身と腹身だと腹身の方が栄養的に脂質が多く、カロリーも高いですよね。
栄養面では、魚肉ではもっとも多いビタミンB12が赤血球の生成を助け、こちらも豊富な鉄分とともに貧血を予防します。
同じくビタミンB群のナイアシンが脳神経の働きを助け、血行を良くするなど、体を内側から元気にする効果には事欠きません。
魚介に多いアミノ酸の一種タウリンは、血中コレステロールを抑えて動脈硬化を防ぐと共に、肝機能の強化や眼精疲労緩和に作用することが知られており、生活習慣病が不安な方には良いでしょう。
とりわけ中高年以上の女性にとって心配な骨粗鬆症に対しても、含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を促しますので、効力は十分です。
気になる脂肪分については、秋に南下してくるいわゆる戻りガツオでは脂がたっぷりのっているものの、その中心がEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)ですので心配ありません。
これら不飽和脂肪酸には、血中のコレステロールを抑え、血栓を防ぐ働きがあるからです。
かつおは濃い赤色をした身を持っています。あの色は、かつおの持つ栄養素である鉄分の色なのかもしれません。女性は特に鉄分が必要ですから、かつおの栄養の鉄分を食事からとりたいものですね。かつおに含まれる栄養の中にはビタミン類も非常に多く、様々な働きをしてくれる栄養素です。そして、忘れちゃいけない栄養素は、EPAとDHAですね!魚には多く含まれる栄養素ですが、かつおにもたくさん含まれています。怖い現代病の生活習慣病が改善される可能性を持つ栄養素です。
かつおのお刺身はそのままの栄養を100%摂取が出来る調理方法ですよね!独特な香りが苦手だという方も多くいらっしゃいますが、薬味ににんにくや生姜を使ったり、オーソドックスにわさびも美味しいですよ!新鮮なかつおは栄養面でも豊富に含まれていますので、生食がおすすめです。
かつおのお刺身は、ちょっと苦手だわ~と言う方でも、かつおのたたきなら食べられるかもしれません!香ばしい香りがプラスされ、栄養的には生のお刺身と変わりません!お醤油ではなくてポン酢で食べるのもぽしいですよね!生の野菜を添えれば野菜の栄養も一緒に取ることが出来ますね!
一年のうちに美味しくて栄養が豊富になる旬を2回も持っているかつお。体にもとてもうれしい栄養成分が含まれていましたね。
いかがでしたか?実はかつおは、その独特の香りから好き嫌いが分かれる魚なんだそうです。しかし、生活習慣病の改善が期待できる栄養素や、骨粗しょう症から守ってくれる栄養素などがたくさん含まれている事が分かりました。栄養を摂取するために、たくさん食べる必要はありませんので、是非とも体の健康を維持するために、かつおを食べて、その栄養素摂取しましょう。
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