なたまめ茶って何でしょう！知らなかったなたまめ茶の効能とは

なた豆はマメ科の一年草です。
漢字では「鉈豆」または「刀豆」と書きます。刀豆（トウズ、タチマメ）、帯刀（タテワキ）と呼ばれることもあります。長さ30～50㎝のなた豆のさやが「なた」のような形をしていることが名前の由来です。1つのさやから8粒程の豆が採れます。

なた豆は中国で古くから漢方薬として重宝されてきました。漢方について書かれた歴史的な書籍「本草網目」の中ではなた豆の効用として「腎を益し、元を補う」と記載されています。漢方で「腎」とは、生命エネルギーの源である「気」を蓄えておく臓器のことを指します。なた豆はこの「腎」の機能を高めて、病気に負けない免疫力をもたらす生薬。

なた豆には、ウレアーゼやカナバニン、コンカナバリンAなどの成分が含まれています。コンカナバリンAは熱に強いため、加熱が必要ななた豆茶などの加工品からも摂取することができます。
これらの成分により、むくみや腎臓病、歯周病や歯槽膿漏といった症状が改善されます。

なたまめはサヤが福神漬けに入れられている

エネルギー 　366kcal　 ナトリウム　 2mg
たんぱく質　 20.3g 　水分 　4.1g
脂質　 1.5g 　灰分 　6.2g　　炭水化物　 67.9g

なたまめ茶は腎機能を高める効能が。
なた豆に豊富に含まれているウレアーゼはもともと体内に存在する酵素で、尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する働きがあります。ウレアーゼが正常に働くことで人間は有毒な物質を体外に排出できます。また、なた豆に含まれるコンカナバリンAは腎臓のろ過機能の回復に役立つといわれており、なた豆は腎機能の回復の効能が。

蓄膿症を改善する効能がなたまめ茶に。
蓄膿症とは、体の空洞に膿が溜まる症状をいいます。
なた豆にはアミノ酸の一種であるカナバニンが含まれており、膿を排出したり炎症を抑える働きがあります。なた豆が昔から「膿取り豆」と呼ばれている理由は、この働きが知られていたためです。

なたまめ茶に糖尿病の進行を抑制する効能が。
歯周病と糖尿病には深い関係が。
糖尿病をお持ちの方は歯周病にかからないために、なたまめ茶やなた豆の歯磨き粉を。

なたまめ茶に痔を改善する効能が。
なた豆には炎症を抑え、膿を排出する働きを持つカナバニンが豊富に含まれているため、痔を改善する効能が期待。
なたまめ茶をたっぷり浸したガーゼを患部に。これを数回繰り返します。膿をともなう痔ろうやいぼ痔、脱肛などにも効能が期待。

なたまめ茶にアレルギー症状を緩和する効能が。
なた豆に含まれる成分の一つであるコンカナバリンAには、免疫力を高める働きがあるため、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を緩和する効能が。

なたまめ茶に歯周病（歯槽膿漏）を改善する効能が。
歯周病は、歯垢にすみついた歯周病菌によって起こる感染症です。なた豆を配合した歯磨き粉も販売されており、なた豆が歯周病予防に効果的。

なたまめ茶にむくみを予防・改善する効能が。
なた豆は亜鉛、鉄、マグネシウムなどのミネラル類や良質のたんぱく質を含んでおり、血行や水分の代謝を促進する効能が。
なた豆は腎機能を高めるはたらきを持つほか、尿量を増加させ、余分な水分を排出し、むくみを解消する効能が。

なたまめ茶に便秘を解消する効能が
なた豆に含まれる食物繊維は、便秘の解消などに効果があります。また、なた豆には酵素の一種であるアミラーゼが含まれているため、消化を助けお腹の調子を整える効能が。

なたまめ茶にダイエット効能が
なた豆にはサポニンが豊富に含まれています。
サポニンには吸収された糖質が脂肪へ合成されることを抑制する効能が。
さらに、なた豆には食物繊維が含まれているんでダイエットの効能も。

なたまめ茶に口臭を予防する効能が
最も多い口臭の原因は歯周病です。なた豆を定期的に摂取することにより、口腔内の善玉菌のバランスが良くなり歯周病を改善する効能があるため、口臭予防にもなた豆が有効であるといえます。