2015/11/26
まろまろんまま
学校給食でもおなじみの牛乳!子どもにとって牛乳は欠かせない食材ですよね。栄養豊富な牛乳ですが、その反面アレルギーを発症しやすい食材でもあります。今回は、牛乳アレルギーについて詳しくご説明いたします。牛乳アレルギーの原因から、対処法までポイントをまとめました。
みなさんの周りには牛乳アレルギーをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
お母さんの母乳は大丈夫だけど乳製品ではアレルギーがでてしまう!そんなお子様も多くいらっしゃいます。
牛乳アレルギーは、動物(牛に限らない)の乳に含まれる成分に対するアレルギー反応のことです。
牛乳は子どもの発育のための栄養が豊富にあります。
牛乳アレルギーの正しい知識を理解し、牛乳に代わる代替食品なども学んでくださいね。
では、牛乳アレルギーについて詳しくご説明いたします。
牛乳アレルギーの原因は、牛乳に含まれる「カゼイン」などのタンパク質です。元々人の身体の中にはIgE抗体とよばれる物質が存在しており、異物を排除する働きを持っているのですが、その働きが強すぎるとアレルギーという異常反応となって現れます。
牛乳アレルギーは、乳幼児では鶏卵に続く2番目に多い食物アレルギーです。
乳幼児は牛乳・乳製品を摂取することが多いため、アレルギーについてしっかり学んでおきましょう。
牛乳アレルギーの症状は、麻疹やアトピー性皮膚炎を発症したり、と頭痛、喘息発作のような咳や呼吸がしにくいなどの症状が現れます。また、下痢や便秘を引き起こしたり、ひどい場合には血圧低下、全身に蕁麻疹、顔面蒼白、アナフィラキシーショックを起こすなどの症状がでます。
牛乳アレルギーの治療の基本は、アレルギーの原因である牛乳を除去することです。
しかし、牛乳アレルギーがあるからと言ってすべてを除去するべきなのでしょうか?アレルギーの症状は個人によって異なり、年齢や食生活も大きく違います。牛乳を除去する程度や範囲も人によって異なるというわけです。
その程度や範囲はかかりつけの医師に相談し進めていきましょう。
除去を行う場合には、栄養のバランスを考え代替食品を取り入れるようにしましょう。
・ クリーム系の料理・・・ルウはすりおろした芋で代用、アレルギー用マーガリン
やアレルギー用ルウなども上手に利用しましょう。
・ 飲料の場合・・・ 豆乳やココナッツミルク、アレルギー用ミルクで代用しましょう。
・ カルシウムを補うために・・・アレルギー用ミルク、調整豆乳、小松菜、桜エビ、
ひじきなどカルシウムの多く含まれる食品を上手に利用しましょう。
※アナフィラキシーショックを起こした場合、すぐに救急車を呼びましょう。
日頃から、原因となる牛乳などを誤って食べない(飲まない)ように注意しましょうね!
原因食物を誤って食べてしまい、症状が出てしまった場合、どのように対応すればいいのかはあらかじめお医者さんと相談して決めておきます。症状が軽症〜中等症の場合、基本的にすべきことを以下にまとめましたので、参考にしてください。
● 症状の変化に注意をはらい厳重に観察する
● 食べた直後であれば食べたものを吐かせる(食べてから30分以上経っていたら行わない)
● 主治医から処方されているお薬がある場合は必要に応じて使用するが、効果を過度に期待しない
● 症状の進行がない場合は、最低1時間は経過を観察し、後日医療機関を受診する
● 症状が進行したり、おさまらない場合は迅速に医療機関を受診しましょう
日頃から、もしもの時の対処法はしかりと確認し病院の連絡先などはすぐ分かるところに用意しておきましょう。
牛乳アレルギーをもつお子様は、とくに幼稚園・保育園や小学校の給食のことと思います。
入園・入学の前に、牛乳アレルギーの症状など詳しく伝えておきましょう。
また、外食など行かれる場合は、牛乳アレルギーはとくに注意が必要です。目には映らなくても乳製品が使用されている場合が多くあります。必ず使用食材をチェックして注文しましょう。
身近で牛乳アレルギーの人がいたら、気配りをわすれずに!
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