スタミナ料理？安いだけじゃない驚きのもやしのカロリーと栄養効果

平安時代の薬草が掲載されている書物にもやしが紹介されていて、当時は薬草の1つとして栽培されてようです。
江戸時代には黒豆を発芽させたもやしを乾燥させて、神経痛の薬として服用されていたという手記が残っているので、もやしの栄養価は食材として一般的に使用されていたのではなく薬草に分類されていました。
もやしが食材として商品化されたのは関東大震災以降で、インスタントラーメンの普及とともに庶民の味として愛される食材になったようです。今回はそんなもやしのカロリーを中心に、栄養価やダイエット効果をまとめました。

屋内栽培のもやしは価格の変動がなく1袋100円以下で購入できる家計の強い味方です。カロリーも1袋食べても34kcalと野菜の中でも低カロリーです。
よく利用されるもやしは緑豆を発芽させたものですが、、スプラウト、ブラックマッペもやし、大豆もやしと色々種類があります。大豆もやしはたんぱく質は多く含みますが、脂質も高くカロリーも37kcal /100gと少し高くなります。キャベツのカロリーが23kcal /100gなので、比べてみると大豆もやしはカロリーが高めです。

もやしは発芽する前の種子の栄養素に加えて、発芽・成長しながら、別の栄養素が生成するという不思議な野菜です。
カルシウム、カリウム、食物繊維、葉酸、ビタミンB1が含まれています。
もやしを食べることで、心臓機能や筋肉機能を調節し、血圧を下げる効果があります。 便秘や糖尿病、大腸ガンといった生活習慣病の予防にも効果がある低カロリーな野菜です。

疲労回復に効果がある食材は、ニンニクやニラなど香りが強いものが多いですが、もやしにも疲労回復効果が期待できるアスパラギン酸というアミノ酸が含まれています。もやしには翌日にまで残るような臭いもなく低カロリーなので、たっぷり食べても安心です。
発芽というメカニズムがエネルギーを放出しているので、パワーの源になる栄養素が生成されているようです。

もやしは栄養素の中に炭水化物が含まれています。パンやご飯といった炭水化物に比べるともやしはかなり低カロリーなので、主食をもやしに置き換えることで１日の摂取カロリーがかなり抑えられます。ダイエットでつらいのは食事制限です。もやしはお腹いっぱい食べられる主食として食事にとりいれるとストレスなくカロリーコントロールができちゃいます。
カロリーが低いだけでなくスタミナもついて食物繊維の力でデトックスできるのは嬉しいですね。

もやしはカロリーが低いだけではなく、クセがない野菜なのでどんな料理にも合うという点がダイエットに向いています。もやしばかりではどんなに低カロリーでも飽きてしまうという人も、味付けや調理方法を変えると毎食食べても飽きません。
スープに入れるとの炒めるのでは同じもやしでも食感も味も変わってきます。味付けも中華や和食だけでなく洋風のパスタの代わりにしても美味しくカロリーダウンできます。
料理のレパートリーが増えるのも嬉しいダイエットです。

もやしは低カロリーな食材ですが、麺類や丼のトッピングになると1食のカロリーは高くなりますね！しかし、丼の定番カツ丼になると1食で950kcalくらいになるので、外食でももやしを使ったメニューを選ぶとカロリーダウンが出来ます。カロリーが高くなりがちな外食も、麺類をやめてもやし炒めに変えるなどするとカロリーが抑えられます！
家でビビンパを作る時は、もやしのナムルの量を増やしてご飯を減らすと更にカロリーダウンが出来ます。工夫次第で美味しくお腹いっぱいにカロリーダウン出来るのは嬉しいですね。

1袋の価格も安く家計にやさしいもやしは、栄養価が高くカロリーの低いのでダイエットに最適な食材ですね。
どんな料理にも合うもやしは工夫次第でカロリーダウンメニューが楽しめます。大好きなメニューにもやしを取り入れて美味しい発見が出来るのは楽しいです。主食のほとんどはもやしに置き換えられるので色々チャレンジしてみてください。

もやしのメリットを知ったうえで、バランスよくカロリーセーブすると、ダイエットも楽しくなりますね。ストレスフリーのダイエットは継続できるので効果が期待できるのではないでしょうか。