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ひじきは他の食材とバランスよく摂って。ローカロリーでミネラル豊富

ひじきはカロリーが低く、ミネラル(カルシウム、ヨウ素、鉄など)、ビタミン類、食物繊維などを含有している食材です。乾物で保存にも適しています。低カロリーなひじきは多量に摂取せずに、他の食材と一緒に均等に摂取すると健康や美容にもよい食材です。

ひじき

ひじき

ひじきとは

ひじきは多年生、褐藻類ホンダワラ科ひじき属の海藻です。近年では、中国や韓国からの輸入のひじきが多く流通していますが、国内産のひじきも流通しています。

ひじきは低カロリーでミネラル、食物繊維を多く含有しています。ひじきは健康食材ですが、ひじきを摂取することで気をつけていただきたい事があります。

ひじきを安心して摂取するには

外国ではひじきは「ヒ素」の含有が多いという事で、ひじきの摂取を控えるように呼びかけていますが、国内ではひじきは多量の摂取をしない事と、適切に調理前の処理をして他の食材とバランスよく摂取すれば問題無しとしています。

ヒジキは食物繊維を豊富に含み、必須ミネラルも含んでおり、我が国の伝統的食材として古くから食べられています。ヒジキの摂取も含めて、バランスの良い食生活を送っていただければ問題ありません。

出典:http://www.maff.go.jp

ひじきを安全に摂取するために

乾燥ひじきを戻した水は、ひじきのヒ素を減らすために、お料理には利用しないよう推奨されています。既製品の水戻し済ひじきについては、その製品の記載指示に沿って使用してください。

農林水産省の調査で、家庭内でヒジキを調理するときに、無機ヒ素を減らすための有効な方法を調べたところ、水戻し後にさらにゆでる「ゆでこぼし」が有効な方法で、乾燥ヒジキ中の無機ヒ素の9割程度まで減らすことができることがわかりました。
乾燥ヒジキを水で戻す「水戻し」で5割程度、乾燥ヒジキを直接ゆでる「ゆで戻し」でも8割程度減らすことができます。

出典:http://www.maff.go.jp

ひじきの種類

芽ひじき

ひじきの種類

〈芽ひじき〉 ひじきの芽です。姫ひじき。米ひじき。
〈長ひじき〉 ひじきの茎です。茎ひじき。
〈寒ひじき〉 若いひじきを冬季に収穫します。早獲れひじき。

長ひじき

ひじきのカロリーなど

1 ひじきのカロリー

乾燥ひじきは水に戻すとある程度、増量するので料理にも加減して使用をお願いいたします。ひじきのカロリーは低いですが、料理の具材や使用する調味料でボリュームもカロリーも高くなります。

乾燥ひじき2グラム3キロカロリーです。

乾燥ひじき2グラムを戻して14グラムに、3キロカロリーです。

2 ひじきのカロリー

乾燥ひじき3グラムを戻して21グラムに、4キロカロリーです。

乾燥ひじき5グラムを戻して35グラムに、7キロカロリーです。

乾燥ひじき10グラムを戻して70グラムに、14キロカロリーです。

3 ひじきのカロリー

ひじきのカロリー 100グラム 139キロカロリー 
一皿 10グラム 14キロカロリー 

ひじきのカロリーは10g(小鉢1皿分/乾燥)で14kcalのカロリー。ひじきは100g換算で139kcalのカロリーで、80kcalあたりのグラム目安量は57.55g。炭水化物が多く5.62g、たんぱく質が1.06g、脂質が0.13gとなっており、ビタミン・ミネラルではヨウ素とビタミンKの成分が高い。

出典:http://calorie.slism.jp

4 ひじきの煮物のカロリー

ひじきの煮物カロリー 100グラム 221キロカロリー 
一皿一杯分 61グラム 135キロカロリー 

※煮物にいれる調味料や具材によりカロリーは異なります。

5 ひじきご飯のカロリー

ひじきのご飯 100グラム 148キロカロリー 
一膳158.3グラム 234キロカロリー 

※具材や調味料によりカロリーは異なります。

ひじきご飯のカロリーは158.3g(一膳)で234kcalのカロリー。ひじきご飯は100g換算で148kcalのカロリーで、80kcalあたりのグラム目安量は54.05g。炭水化物が多く43.11g、たんぱく質が5.32g、脂質が3.2gとなっており、ビタミン・ミネラルではヨウ素とモリブデンの成分が高い。

出典:http://calorie.slism.jp

ひじきの栄養など

2015年、ひじきに含まれる「鉄」の含有が従来より少ないことが、報道されています。ひじきの製造工程で鉄製のものが使われなくなった事が要因のようです。

しかし、他の栄養成分は従来通りであり、ひじきの栄養的価値は素晴らしいです。ひじきの鉄分が少なくてもひじきは低カロリーで、食物繊維、ビタミン類、ミネラル(カルシウム、カリウム、マグネシウムなど)は変わらないです。従来より少量ですが、「鉄」も含有されています。

1 ひじきの栄養について

〈カルシウム〉大部分が骨、歯の成分です。僅かに血中や筋肉などにあり人体を保っています。

〈鉄〉血液の主な成分、全体に酸素を届けています。貧血を防ぎます。

〈食物繊維〉腸の調子をよくします。生活習慣病なども防ぐようです。

〈カリウム〉体内でナトリウムと均衡を保ち、必要以上のナトリウムを出し血圧を抑制します。筋肉を維持し、むくみや高血圧も防ぎます。

2 ひじきの栄養について

〈マグネシウム〉カルシウム、リンと共に歯、骨の成分です。血圧を正常に保っています。

〈亜鉛〉体内でたんぱく質などの分解を助けています。味覚を保っています。

〈ビタミンB1〉糖質の代謝に作用、脳や神経などを維持しています。疲れにくい作用があります。

〈ビタミンB2〉脂質の代謝に必要です。爪、髪、皮膚などを正常に保っています。

3 ひじきの栄養について

〈マンガン〉マンガンは僅かな量では、人体に必須の栄養素です。骨の成分、生殖機能などにも関与しているようです。

〈ヨウ素〉甲状腺ホルモンの成分で、体の基本的な代謝をよくします。爪、髪、皮膚などの維持に大切な作用があるようです。

ひじきと一緒に摂ってほしい食材

ひじきのカルシウムには、ビタミンDを含有している食材(卵、干しシイタケなど)と一緒に摂っていただたいです。ひじきのカルシウムを効率よく吸収できるようです。

ひじきの鉄には、ビタミンC、たんぱく質を含有する食材(大豆、卵やピーマン、さやえんどうなど)が鉄分の吸収をよくします。また、鉄、ビタミンC、たんぱく質はコラーゲン生成の成分でもあるようで美容効果も期待できます。

ひじきの選び方、保管など

ひじきの選び方

乾燥ひじきの色が真っ黒く、黒光り、長さが均等でよく乾燥しているもが良品とされています。
生ひじきは先がしなびておらず、色がキレイがものが良いとされています。

ひじきの保存

乾燥したひじきは長期保存ができますが、開封したものは湿気に注意して、密閉するか密閉容器に入れて冷暗所に保存してください。

生ひじき(干しひじきを戻している既製品)は、余ってしまう場合は冷蔵庫に入れ、お早目に使い切ってください。

ひじきの日

三重県のひじき協同組合が1984(昭和59)年に、ひじきの日を〈9月15日〉に制定しています。ひじきは食物繊維、カルシウム、鉄などの栄養を含有し無添加で、健康によい食材とされているためです。

まとめ

ひじきのカロリーや栄養のまとめ

ひじきは乾物で長期保存可能です。ひじきのヒ素を気がなる場合は、乾燥ひじきを戻した水は調理に使用しない事などの下処理をお願いいたします。

ひじきはカロリーが低く、食物繊維やミネラルなどが豊富です。多量摂取をせずにいろいろ食材と共に召し上がれば体の中から元気に美容にも良いでしょう。

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