ヘルシー昆布はダイエットの強い味方！免疫力アップや健康増進も♪

ダイエットにいいと言われる昆布は海藻の一種でたくさんの種類がありますが、代表的なのは主にだしをとる昆布として使われる真昆布、羅臼昆布、利尻昆布、煮て食べる昆布とだしをとる昆布の両方に使われる日高昆布（三石昆布）、主に煮て食べる昆布として使われる長昆布（早煮昆布）です。

昆布水を作るのに適した根昆布や昆布の表面を薄く帯状に削ったおぼろ昆布、他にも刻み昆布や最近人気の納豆昆布、とろろ昆布、塩昆布に佃煮などダイエットに取り入れやすい加工食品もたくさんあります。

こちらは10cm角10gの干し昆布のカロリーと主な栄養成分です。干し昆布は水で戻すと約5倍に膨らみます。昆布でとっただしはダイエットにはうれしいカロリー0です。このほかにもダイエットに効果のあるたくさんの栄養成分が含まれていますのでさらに紹介していきましょう。

昆布にはダイエットに有効なビタミンやミネラルが豊富に含まれていますが、牛乳と比較するとミネラルは23倍、カルシウムは7倍、鉄分は39倍も含まれています。カリウム、マグネシウム、ヨウ素などのミネラルの他にも、ダイエットに不可欠なビタミン、水溶性食物繊維、微量ミネラルも豊富で健康に良く、ダイエットに適した優れた食品といえそうですね。

昆布に含まれる代表的な栄養成分といえばヨウ素（ヨード）で甲状腺ホルモンの原料になります。甲状腺ホルモンは交感神経を刺激してエネルギーの代謝を亢進して消費カロリーを増やしてくれます。昆布を食べれば代謝がアップするダイエットの強い味方！ただしヨウ素の過剰摂取には注意が必要です。

厚生労働省の研究によると、日本人は昔から昆布などの海藻を多く摂取する食生活を送ってきたので、日常的にヨウ素が過剰になると甲状腺にヨウ素が送り込まれなくなりヨウ素の過剰摂取の影響を受けにくいと考えられているそうです。ただし、妊娠中や閉経後の方、甲状腺機能障害、糖尿病などがある方は医師に相談してくださいね。

おやつ昆布はよく噛むことで満足感が得られダイエット中でも安心して食べられるおやつの代表格ですが、とろろ昆布やおしゃぶり昆布のように調理していない昆布は食べる量や回数に注意して、1日1～2g程度に抑えましょう。どんなに健康的でダイエットに適した食品でも毎日たくさん摂り続けるのは良くないということですね。

大豆製品と昆布を一緒に食べるとヨウ素の過剰摂取が防げます。大豆のイソフラボンが甲状腺へのヨウ素蓄積を阻害するのだそう。昆布だしで作る湯豆腐や大豆と昆布などを一緒に炊いた五目豆など、大豆製品と昆布を組み合わせたお料理はダイエット中に食べても安心！さすが、先人たちの知恵は素晴らしいですね。

昆布を水につけておくとぬるぬる成分が出てきますが、このぬるぬるに含まれるのがフコイダンとアルギン酸で、ダイエットの強い見方です。フコイダンはがん細胞を消滅させる働きがあり、肝機能の向上、アンチエイジングに効果的です。アルギン酸はコレステロールを下げる効果もあります。フコイダンもアルギン酸も水溶性食物繊維なので、お腹の中で水を吸って膨らみ、スムーズな排便を促してくれますよ♪

腸を健康に保つことがダイエットにはとても重要！朝、昆布の有効成分がたっぷりの根昆布水を飲むことで腸が刺激されて便意が促される上に、昆布のビタミンやミネラル分もしっかり吸収されます！
昆布水を作るときは普通の長昆布などでもOKですが根昆布をつかうと有効成分が多く抽出されます。1片1g程度の根昆布を200mlの水に入れて常温で8時間、冷蔵庫なら一昼夜入れておきます。

昆布から溶け出す水溶性食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのでダイエットにはとても重要な効果があります。カリウムがナトリウムを排泄、フコダインやアルギン酸が余分な脂質やコレステロールを排泄してくれるので、高血圧や動脈硬化の抑制などにも効果が期待できます。

昆布がダイエットに効果的なこと、おわかりいただけましたか？昆布でだしを取ったり煮物を作ったりする時間がないときでも、塩昆布や刻み昆布を使って簡単メニューをもう一品追加すればダイエットにもいい効果が期待できすね。

いかがでしたか？昆布は低カロリーなだけでなくダイエット中に不足しがちな栄養成分を簡単に摂取できるので健康を保つためにも上手に取り入れてみてくださいね！