2015/11/21
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秋の味覚である柿。橙色が食欲を誘い、ジューシーな食感と甘みが美味しい果物です。柿は栄養も豊富で体にいいと言われ、好きな人は1個をペロッと食べてしまいますよね。ですが、柿の食べ過ぎは良くないって知っていますか?ここでは柿の食べ過ぎによる体の変化をご紹介します!
柿には「柿が赤くなると医者が青くなる」なんて諺があります。この諺の意味には、「柿を食べると病気になる人が減り、医者の経営がままならなくなる」という一説もあるんですよ。それほどに柿には栄養が沢山あり、身体に良い果物とみられていたんですね。
柿1個の中には、1日の必要量を超えてしまうほどのビタミンCが含まれています。
ビタミンCには活性酸素の抑制効果がありますから、美容にはとっても良い成分なんです。それが柿1個で摂れるのですから、柿は凄い果物なんですよ。
βーカロテンは、高い抗酸化作用がある成分です。
ビタミンCと一緒に摂ると相乗効果が起こり、肌荒れなどを改善する効果が期待できます。特に干し柿には、生の柿に比べて約2倍のβーカロテンが含まれているんですよ!
ペクチンとは食物繊維のことを言い、食物繊維には水溶性と不溶性の二つの種類があります。
柿に含まれているペクチンは殆どが水溶性のもので、コレステロールを吸収する効果があります。また、干し柿にはこのペクチンが非常に多く含まれており、便秘予防・改善にも効果があるんですよ。
タンニンとはポリフェノールの一種で、渋み成分のことです。
渋柿には可溶性のタンニンが多く含まれているのであの独特の渋さが出るのです。タンニンには血液中にある毒素や悪玉菌を減らし、血流の流れを良くする働きがあるため、新陳代謝が良くなると考えられています。
柿は、便秘の予防・改善効果や肌荒れを治すのにも効く果物です。また、コレステロール値を下げる効果もあり、ダイエットにもいいと言われています。ビタミンCも豊富な柿、身体に良いと思うとついつい食べ過ぎてしまいますよね。ですが、実は柿の食べ過ぎは危険!
柿には便秘解消の効果も確かにあるのですが、食べ過ぎてしまうと逆に便秘になったり、下痢になる可能性が高いのです!食べ過ぎるとせっかくの柿の効能が、逆の効果を現してしまうのです。
柿は便秘を改善する効果があるのに、食べ過ぎると便秘になるなんて不思議ですよね。
柿には食物繊維が豊富に含まれていますが、それと一緒に渋み成分であるタンニンも多く含まれています。
実は、このタンニンには腸内で膜を作り、腸の働きを弱めてしまう作用もあります。なので柿を食べ過ぎるとタンニンの過剰摂取となり腸内活動が低下し、便秘になってしまうのです。柿を食べ過ぎなければ、食物繊維の作用により便秘を改善できるんですよ。
さらに、柿の食べ過ぎは便秘とは逆に下痢を引き起こすこともあります。
食べ過ぎで便秘を引き起こす成分はタンニンでしたが、食べ過ぎで下痢を起こすのはペクチンという成分です。ペクチンは水溶性の食物繊維で、便を柔らかくする効果があり、通常はこれが便秘改善に役立ってくれます。ですが、柿を食べ過ぎるとペクチンが過剰に体内に入ってしまい、便を柔らかくしすぎて下痢になってしまうのです。
柿の食べ過ぎは、下痢や便秘を引き起こします。柿を食べ過ぎないように、適量を知っておきましょう!
便秘や下痢にならないように、食べ過ぎに注意しておきましょう。一般的に果物は1日200g程度を摂取することを勧められています。これは大き目の柿1個なら十分な量なんです。この量でビタミンCなどの必要な栄養は十分に摂れるので、2個も食べると食べ過ぎになります。
便利の場合には、ヨーグルトやはちみつなどの便秘に効果的な食品と一緒に摂ると食べ過ぎを抑えられたり、柿の便秘のマイナス効果を打ち消すこともできますよ。
干し柿も生の柿と同様に食べ過ぎると便秘・下痢を引き起こしやすいです。また、干し柿は生の柿と比べカロリーと糖分も高いので注意しましょう。干し柿も中くらいの大きさなら2個~2個半程度が食べ過ぎにならない目安だと言われています。
いかがでしたでしょうか?柿は栄養が豊富で体に良い効能が沢山ありますが、食べ過ぎるとその効能が逆に働いてしまいます。柿は1個で十分栄養が摂れるので、食べ過ぎにならないように注意しましょう!
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