苦味もなく食べやすい野菜「ブロッコリー」その栄養と栄養効果とは
2015/11/21
みゆきち28
ブロッコリーには風邪予防やがん予防、美容にまで効果があって栄養の高い野菜として注目されていますよね。シチューやサラダとも相性がいいので万能に活用できます。でも、ブロッコリースプラウトは知っていましたか?今日は、意外と高い栄養素を持つスプラウトをご紹介します。
スプラウトとは、特定の作物の新芽のことを言います。つまり、ブロッコリースプラウトとは、ブロッコリーの新芽のこと。かいわれ大根に似た外見をしています。
味は、大きな特徴もなく、少し苦味を感じる程度なので、サラダなどと一緒に食べれば、食感と風味を味わえます。
最近スーパーなどでも増えてきて注目されるようになりましたが、ブロッコリースプラウトをよく知らないという人も多いと思います。新芽の何が栄養高いの?と思われるかもしれません。ですが、知らなければ損をする栄養素があります。それが、スルフォラファンです。
スルフォラファンとは、ファイトケミカルという植物に含まれる自然の化学成分の一種で、肝臓機能に効果を示します。このスルフォラファンが体内に入ると、体を守る酵素の生成が促されます。これら酵素には、体内の活性酸素を除去したり、有害物質を無毒化し、体外に排出するなど様々な働きがあることが知られているのです。
スルフォラファンはブロッコリーにも微量に含まれていますが、発育過程で濃度が変わってきます。ブロッコリーの何倍もの量でスルフォラファンを摂取できるのが、ブロッコリースプラウトなのです。
ブロッコリースプラウトの栄養は、ほとんどがスルフォラファンによるものです。
ブロッコリースプラウトが体内に入ると、酵素が作用して体の中でスルフォラファンが生み出され、肝臓に効果がでます。肝臓は、解毒や代謝を促す重要な臓器。肝臓が正常に機能しているかは誰でもきになるところですよね。
食品やタバコに含まれる化学物質が体内で発ガン物質に変わると、遺伝子を傷つけることでガンの原因となります。私たちの体には発ガン物質を無毒化し、体外に排出する機能はもともと備わっています。その機能を飛躍的に助けるのがブロッコリースプラウトにあるスルフォラファンです。
このデトックス効果によって、新陳代謝があがると、美肌効果やダイエットにも期待ができます。
活性酸素は、老化の原因と言われています。他にも、しみやそばかす、肝機能の低下、ガンの原因となるなど、危険な物質を含んでいます。
ブロッコリースプラウトを食べることで、抗酸化酵素の生成を促し、アンチエイジングにもつながります。
これらの他にも、悪酔い防止や、ピロリ菌の除菌、メタボ改善など、ブロッコリースプラウトには魅力的な効能がたくさん発見されているのです。
ブロッコリースプラウトがそんなに体に良いなら毎日食べたい!と思うでしょう。ところが、3日に1度のペースでも効果に影響はないのです。一度スルフォラファンをとると、解毒作用は3日間継続します。
だから、ブロッコリースプラウトを3日に一度摂取するだけで、常に体内にスルフォラファンが存在することになり、肝機能に不安がある人、ダイエットやアンチエイジングに余念がない人にとっては気軽に試せる食材ではないでしょうか。
ブロッコリースプラウトの食べ方は生でたべることがおすすめです。そして、しっかりとよくかむこと。これで体内でスルフォラファンをよりうみだしやすくなります。
ここで、ブロッコリースプラウトを活用したレシピをご紹介します。
材料は豆腐と、ブロッコリースプラウト、ミニトマトとドレッシングでえ簡単にできます。ブロッコリースプラウトには少し苦味があるので、豆腐の薬味としても楽しめます。
ハムでブロッコリースプラウトをまいただけの簡単アレンジ。お弁当にも、彩りがよくてちょうどいいですね。同じ要領で、サーモンとまいても、ブロッコリースプラウトの苦味がサーモンの生臭さを消してくれておいしくいただけそうです。
他にも、ジュースやスムージーにしても栄養素を無駄なく摂取することができます。
ブロッコリースプラウトは、スーパーで100円くらいで気軽に手に入れることができます。いつものサラダにちょっとのせるだけ。決まった量などはありません。自分の健康、家族の健康を守るために、ブロッコリースプラウトをぜひ、食卓に並べてみてください。
体の中からきれいになりますよ!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局