料理にもスイーツにもなる！！豆腐一丁当たりのカロリーと栄養価

豆腐には木綿豆腐・絹ごし豆腐・充填豆腐・寄せ豆腐の4種類があります。
それぞれの作り方、特徴を見てみましょう。
①木綿豆腐
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて一度固めたものをくずしてから、圧力をかけて水分をしぼり、再び固めたものです。しっかりとした食感とより濃厚な豆腐の味わいがあります。

②絹ごし豆腐
絹ごし豆腐は、木綿豆腐より濃い豆乳を作り、直接型箱に豆乳と凝固剤を入れ、そのまま固めてできたものです。水分を多く含んでおり、なめらかな舌触りです。

③充填豆腐
豆乳をいったん冷やし、直接容器に豆乳と凝固剤を入れ、直ぐに密封します。その後、容器ごと加熱して冷却し固めてできたものです。密封したあとに十分な加熱を行なうため、ほかの豆腐より保存性が高くなります。

④寄せ豆腐（おぼろ豆腐・ゆし豆腐）
「寄せ豆腐」とは、豆乳にニガリを入れて固まり始めたものを箱型に入れる前にすくった豆腐のことです。この名前は豆乳にニガリを入れて撹拌する作業を「寄せ」ということに由来しています。また、そのぼんやりとした状態が、おぼろ月夜に似ていることから「おぼろ豆腐」とも呼ばれます。

また、どうして豆腐の単位が「一丁」というのか？
かつて豆腐の大きさは地域によってさまざまでした。そこで豆腐の数えるのには、一丁、二丁という確定した単位ではない言い方をしたと思われます。
都心では一丁は300～350gが多く、地方になると若干大きめの350～400g、沖縄は一丁1kgが一般的です。

①木綿豆腐（一丁300g）　216キロカロリー
②絹ごし豆腐（一丁300g）　168キロカロリー
③充填豆腐（一丁300g）　177キロカロリー
④寄せ豆腐（一丁300g）　206キロカロリー
木綿豆腐が一番カロリーが高く、絹ごし豆腐が一番カロリーが低かったですね。
でも、一丁300gあるのに一番カロリーが高い木綿豆腐でも216キロカロリーしかないなんて驚きです。
また、全部大豆から作られるのに、作り方が違うだけでこんなにもカロリーが変わってくるんですね。

豆腐は「畑の肉」ともいわれる大豆から作られています。豆腐一丁作るのに大豆が77~90ｇ使われているといわれているので、良質なたんぱく質と脂質に富んでいます。
他の栄養素としては
たんぱく質・リノール酸（血圧、コレステロールを下げ動脈硬化を予防）
レシチン（脂肪代謝、脂肪肝を予防）
コリン（記憶力を高め、脳の老化を予防）
サポニン（活性酸素の抑制等により老化を予防）
オリゴ糖（腸内の善玉菌・ビフィズス菌を増やし、便秘解消に効果）
カルシウム（骨や歯の形成、ストレスにも効果）
ビタミンE・B群（美肌等に効果）
などが含まれます。
豆腐一丁の中にこんなにもたくさんの栄養が含まれているんですね。

女性ホルモンのひとつ、エストロゲンと同じような作用をするといわれる大豆イソフラボン。
毎日70～75mg摂取すればいいといわれていて豆腐一丁で約80mg含まれているので一丁食べるだけで補えます。
大豆イソフラボンは新陳代謝を促し、肌のピチピチ感、髪のツヤやハリを保つのに役立ちます。
また、更年期障害の症状の緩和や乳がんの予防にも効果があります。
年齢とともに分泌が少なくなるので、女性の美しさ、若々しさを保つために、積極的に摂取したいですね。

豆腐はご飯などの炭水化物よりも低カロリーです。
ご飯は100g当たり168キロカロリーなので、絹ごし豆腐一丁分と同じカロリーです。
ご飯100gと豆腐300gなら満腹感も違いますよね。
その上、上でも述べたように脂肪を燃焼する成分や代謝を上げる成分、便秘解消成分がぎっしり含まれています。
それなら、３食全部主食を豆腐一丁にすればもっと痩せるんじゃない？と思いますよね。
しかし、ダイエットの基本は３食バランスよく食べることです。カロリーばかり気にして主食を口にしないでいると、体のバランスが崩れ、太りやすくなり、豆腐の味に飽きたりして断念してしまう可能性もあります。
なので１日１食だけ主食を豆腐一丁に置き換えて、うまくカロリーを調節しながら長く続けて確実に痩せ体質に変えていきましょう。

ダイエット中、無性におやつが食べたくなることってありますよね。でも、カロリーが気になる。
そこで、おススメなのが豆腐のスイーツ！！
絹ごし豆腐なら一丁当たり168キロカロリーなのでヨーグルト感覚できな粉や黒みつなどをかけるだけで、ヘルシーなおやつに大変身です！！
くれぐれも、食べ過ぎてカロリー取り過ぎないようにしてくださいね。

冷奴（豆腐1/3丁分）：64キロカロリー

揚げだし豆腐（豆腐1/2丁分）：329キロカロリー

豆腐ステーキ（豆腐1/2丁分）：201キロカロリー

麻婆豆腐（木綿豆腐1/2丁分）：336キロカロリー

和食・洋食・中華すべてにおいて使われている豆腐。
冷奴のように豆腐をそのまま食べる料理ではあまりカロリーも高くないですが、揚げだし豆腐や麻婆豆腐のように、調理の工程で揚げたり、お肉と一緒に調理をするとカロリーも高くなってしまいます。
麻婆豆腐で一丁まるごと使うとすごいカロリーになりますね。
なのでカロリーをあまり上げたくないのなら調理法などにも工夫が必要です。

今まで何気なく食べていた食材の豆腐。
しかし、豆腐は一丁300gもあるのに低カロリーで女性にとって嬉しい栄養素がたくさん含まれているんですね。
また、一丁の量が地域で違うんですね。沖縄の一丁1kg恐るべし！！
一丁当たりの値段もお手頃で、おかずにもスイーツにも変身する豆腐！！
毎日豆腐一丁食べるのは難しいと思いますが食事の中でうまく豆腐を取り入れていって、健康で美しい体を目指していきたいですね。