苦味もなく食べやすい野菜「ブロッコリー」その栄養と栄養効果とは
2015/11/21
みゆきち28
2016/04/24 更新
普段、ブロッコリーを食べていますか?ブロッコリーの栄養価は、思っている以上に豊富です。また、ブロッコリーの栄養価は調理方法によって大きく変わっていきます。ブロッコリーの栄養価をより賢く食べるためのコツを紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
【ブロッコリーの栄養価】葉酸という栄養価
生命維持には13種類の必須ビタミンが必要であるといわれていますが、葉酸はその1つでビタミンB群の一種です。水溶性と脂溶性の2種類があるビタミンですが、葉酸という栄養価は水溶性です。
葉酸という栄養価は、タンパク質を作るRNAと遺伝子情報をもつDNAで構成された核酸を生成したり、細胞分裂を促進したりする役割があります。また、ビタミンB12と一緒になって、血液中の赤血球を生成したり、血中のアミノ酸濃度を下げて動脈硬化を防いだりする働きもあるそうです。
【ブロッコリーの栄養価】ビタミンCという栄養価
ビタミンCという栄養価は、水溶性のビタミンで、体内でのコラーゲン生成や抗酸化物質としての働きをもっています。ビタミンCを摂取すると、消化管で吸収されてから血中へと運ばれます。その後、各組織や器官へと取り込まれていきます。
【ブロッコリーの栄養価】ビタミンCという栄養価
人は体内でビタミンCを作り出すことができないため、食事やサプリメントによる摂取の必要があるそうです。水溶性のため水に溶けやすく、アルカリや熱、空気などによって壊れやすいため、切ったり洗ったり、加熱したりすることで失われてしまいます。
【ブロッコリーの栄養価】ビタミンKという栄養価
ビタミンKは脂溶性のビタミンです。体内では必要量の約半分が腸内細菌によって合成されており、骨の健康と血液の凝固を行っています。
けがなどで出血すると、体内にある血液凝固因子によって、時間が経過すると自然に血が止まります。ビタミンKは、この血液凝固因子を作り出すために必要な物質といわれています。また、出血した場所以外の血流を正常に保つために、血液の凝固を抑制する物質の合成も行っています。
【ブロッコリーの栄養価】ビタミンEという栄養価
ビタミンEの大きな特徴は、強力な抗酸化作用です。酸化力の強い活性酸素から体を守り、生活夕刊病の予防や老化の予防といった効果が期待できるといわれています。
【ブロッコリーの栄養価】ビタミンEという栄養価
ビタミンEという栄養価は、油と一緒に調理すると、より吸収率がアップするといわれています。できるだけ新しい油を使うことが重要であるといわれています。脂溶性のため、熱や酸に強く鉄や紫外線、光などによって分解しやすいという性質があります。
その他にも、体内で必要な分だけビタミンAへと変換され他の栄養価の働きを促すβカロテンや、食物繊維、カルシウム、カリウムなどさまざまな栄養価があります。人間が摂取すると、血液の中で鉄と結合することによって、ヘモグロビンや赤血球などの色素に変化する葉緑素があるのも、ブロッコリーの栄養価の特徴です。
【ブロッコリーの栄養価】ブロッコリーと動脈硬化の予防の関係
ブロッコリーには、ミネラルやビタミンがバランスよく含まれています。抗酸化作用に優れたビタミンAの素であるβカロテンや、ビタミンCが豊富です。さらに、イソチオシアネートやインドール、クロロフィルといった成分にも、抗酸化作用があるといわれています。
【ブロッコリーの栄養価】ブロッコリーと骨への健康効果の関係
ブロッコリーには、ビタミンKとカルシウムが豊富に含まれています。ビタミンKは、骨からカルシウムが流れ出てしまうのを防いだり、骨にカルシウムを取り込んだりする働きがあります。そのため、骨を丈夫にする効果があると考えられています。
【ブロッコリーの栄養価】ブロッコリーと美肌効果の関係
βカロテンは、体内に入るとビタミンAへと変化し、粘膜や皮膚の免疫力を高めて肌トラブルから守ったり改善したりするといわれています。さらに、便秘の解消やストレス軽減といった作用もあるため、肌荒れ解消に役立つと考えられています。
茹で時間に注意!
ブロッコリーは加熱時間が長いと、水溶性の栄養成分が大きく失われてしまうといわれています。そのため、蒸し茹でにして茹で時間を短くすることがおすすめです。また、加熱後に水にさらすと食感や香り、味が損なわれるため、注意が必要です。
いかがでしょうか?ブロッコリーには、葉酸やビタミン以外にも、食物繊維やカルシウムなども含まれています。動脈硬化や美肌効果もありますが、調理方法に注意しましょう。ブロッコリーは水溶性の栄養成分が多いので、茹で過ぎず、水にさらさないように気をつけましょう。
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