健康や美容にいいっていうけど…くるみのカロリーってどのくらい？

くるみのカロリーは、１００ｇ当たり６７４キロカロリーです。カロリーが高い理由は、くるみの６～７割が脂質だからです。それだけを聞くとカロリーが高くて驚きますが、なかなか１回で１００ｇを摂ることはほとんどないという量ですのでご安心ください。

ちなみに他のナッツのカロリーはと言うと、アーモンドは１００ｇ当たり６０６キロカロリー、カシューナッツは１００ｇ当たり５７６キロカロリー、ピーナッツは１００ｇ当たり５８５キロカロリー、ごまは１００ｇ当たり５９９キロカロリー、マカダミアナッツは１００ｇ当たり７２０キロカロリー、ピスタチオは１００ｇ当たり６１５キロカロリーです。種実類のカロリーは平均して６００～７００キロカロリー前後あるようです。

では、くるみ１粒当たりはどのくらいの重さで、どのくらいのカロリーなのでしょうか。

こちらのくるみ１粒は３ｇ、カロリーは２０キロカロリーです。
あなたはこれをカロリーが高いと感じたでしょうか？低いと感じたでしょうか？

くるみの６～７割を占める脂質のなかには、今注目のオメガ３脂肪酸が含まれています。このオメガ３脂肪酸がナッツ類で最も多く含まれているんですよ。
さらに、タンパク質、ビタミンB1やビタミンB6、ビタミンE、葉酸などのビタミンやマグネシウム、銅、亜鉛などのミネラル、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。

気になるくるみの栄養効果ですが、健康編と美容編に分けてご紹介します。

★「オメガ３脂肪酸」・・・動脈硬化や心臓病、脳卒中、糖尿病、高血圧、肥満などの生活習慣病を予防する効果があると言われています。
★「ビタミンB1」・・・糖質をエネルギーに変換するときに必要な栄養素で、糖質代謝の促進、疲労回復、神経機能の維持などの働きがあります。
★「ビタミンB6」・・・タンパク質の代謝に必要な栄養素で、健康な皮膚や葉、髪をつくったり、神経伝達物質の合成にも働きます。
★「ビタミンE」・・・強い抗酸化作用を持ち、体の老化を防止します。
★「葉酸」・・・造血にかかわり貧血を予防します。
★「銅」・・・鉄の吸収を助けて、貧血予防や成長を助ける働きがあります。
★「食物繊維」・・・お腹の調子を整え便秘を改善します。コレステロールの上昇防止や血糖値の急上昇の防止などにより生活習慣病を予防します。有害物質の排出や早食いや食べ過ぎを防止して肥満を防ぎます。
★「メラトニン」・・・眠りにかかわるホルモンで、がんや老化などにかかわっているということも分かってきています。

★「オメガ３脂肪酸」・・・肌の潤いを保って乾燥から肌を守る働きがあります。
★「ビタミンB１」・・・糖質をエネルギーに変換するときに必要な栄養素なので、ダイエット中にも欠かせない栄養素です。
★「ビタミンB６」・・・健康な皮膚や髪を維持するのに必要な栄養素なので肌荒れに効果があります。また、脂質の代謝もサポートします。
★「ビタミンE」・・・強い抗酸化作用には、老化の原因となる活性酸素を取り除きます。新陳代謝を活性化させたり、皮膚を乾燥から守ります。また、メラニン色素を抑制や分解することでシミの予防や改善をします。
★「葉酸」・・・血を造るのに関わるビタミンです。貧血によるくすみの改善に効果があります。
★「銅」・・・コラーゲンやメラニン色素の生成に働いて皮膚を整えます。
★「亜鉛」・・・新陳代謝に関わり、健康な肌を保ちます。
★「食物繊維」・・・お腹の調子を整え、便秘を改善し、ニキビや吹き出物を予防します。早食いや食べ過ぎ防止による肥満防止の効果もあります。

材料をフードプロセッサーにかけるだけ♪常備しておけば、パンやヨーグルトのお供や和え物などのお料理にも手軽に使えます。シナモンやはちみつ、メープルシロップなどでお好みの味に仕上げてくださいね。

炒め物に入れてもおいしいくるみ。中華や和風の炒め物や煮物にも意外と合いますよ。

いつもの炒飯にくるみを混ぜるだけでOK！くるみの食感と香ばしさがおいしさをUPしてくれますよ。くるみを入れるとカロリーは少し上がりますが、満足感もアップするので是非お試しを♪

くるみは高カロリーでしたが、それに匹敵するくらいの健康や美容効果がいっぱい詰まっていました。これだけの健康、美容効果があると、たくさん食べたくなってしまいますが、カロリーが高いということはお忘れなく！カロリーが高いのでたくさんの量を食べるのではなく、毎日少しずつおやつに食べたり、お料理やお菓子に入れたりして上手に摂るようにしたいですね。さあ、あなたもくるみを食べて体の中もお肌もくるみ美人になりませんか？