2016/03/04
MOR
甘酒って初詣の時に売っていると、ついつい飲んでしまいますよね?でもその中身についてじっくり考えたことありますか?甘酒って米麹で作るものと酒粕で作るものと2種類あるんですが、今回はあえて酒粕で作る甘酒にスポットを当ててみました。これが凄いんです!是非お試しあれ!
日本酒を絞ったあとに残る白い固形物が「酒粕」です。不溶性食物繊維、ビタミンやアミノ酸が豊富な発酵食で、酒粕にはたくさんの美容効果がありますが、酒粕甘酒にするとさらにおいしく飲みやすくなります。健康にも効果絶大といわれる酒粕甘酒をたっぷりご紹介したいと思います!
酒粕甘酒の酒粕100gのなかには、タンパク質が約15g含まれてますが、これは納豆100g、牛肉80g分に相当します。酒粕100gには1日に必要な量のタンパク質が約1/5含まれているのです(一般男性で1日70gのタンパク質を必要とする場合)。これは白米なら1kg必要とする計算です。それ以外にも酒粕甘酒には、ビタミンB群(ビタミンB1はリンゴ3つ分、ビタミンB2は牛乳約173gに相当する)やアミノ酸といったミネラルが豊富で、酒粕のビタミンB1は心を落ち着かせるのにも役立ち、B2は目の疲れを癒すと言われているとともに、代謝をUPし、美肌づくりに役立つのです。また、酒粕甘酒は食物繊維やオリゴ糖といった便秘解消に欠かせない成分が豊富なので、腸内環境を整え、酒粕甘酒を飲むだけでデトックスもできちゃいます。また、酒粕甘酒には血管を拡張する成分が含まれるため、体が温まり新陳代謝が高まることによって、冷え症や肩こりの改善にも効果があるのです!
酒粕甘酒の特に効果のある作り方の材料(4杯分/1人で4日分)は酒粕を200gに対して水を1リットル。砂糖小さじ4杯に人工甘味料を適量(はちみつでも可)と材料はいたってシンプル。作り方としては、まずは鍋に水を入れ火にかけて、酒粕を入れます。次に強火で沸騰させ、酒粕を溶かす感じでかき混ぜます。十分に溶け込んだら、火を止めて、砂糖と適量の人工甘味料やはちみつ加えて混ぜる。出来上がった酒粕甘酒に塩をひとふりしてみたり、好みでおろしショウガを加えると飲みやすくなります。ちなみに、人工甘味料は砂糖の摂りすぎを抑えるために使います。この酒粕甘酒のレシピでは甘みが足りない可能性もあるため砂糖だけでは足りない甘みを人工甘味料で補うということです。個人的にははちみつを加えて飲むのがベストかもと思っています。自然食品同士の組み合わせでもあり、酒粕甘酒だけでなく、はちみつの効能も期待できるはずですから。作り方もこんなに簡単なのでまずは試してみるのがいいですよね。
酒粕甘酒に豆乳をくわえればさらに栄養アップ!酒粕甘酒の効能にプラスして、豆乳には良質なたんぱく質やビタミンが含まれます。酒粕甘酒と、豆乳を加えて沸騰しないように火にかけます。これで完成♪
お次は酒粕甘酒ホットケーキです。市販のホットケーキミックスに牛乳の代わりに酒粕甘酒を入れて焼くだけ!おいしくて酒粕甘酒の栄養をアップした、ホットケーキが味わえます。
酒粕甘酒にシナモンで美容効果をさらにUP!酒粕甘酒にシナモンパウダーを少し加えるだけで、美容効果がさらにUPします。シナモンパウダーは100円ショップやスーパーで購入できますよ!
酒粕甘酒の持つ効能で大きいのが、糖尿病やガン、高血圧、肥満、骨粗しょう症などといった現代病と呼ばれる疾患の予防効果です。例えば、酒粕を水で抽出した液にはインシュリン様の物質が存在することが明らかにされ、糖尿病の治療に役立つことが期待されます。酒粕甘酒の全ての病気についての詳しい効能の説明は割愛致しますが、酒粕はビタミンなどの各種栄養素が非常に豊富。酒粕甘酒は健康的な生活を送るための強い味方と言えるでしょう。また、酒粕には消化器官を助ける、微生物たちが産んだ100種類以上の酵素が含まれています。これら酵素には消化器官の働きを助ける効果があり、更には酒粕に含まれる成分が、腸内の余分な脂肪や残留する油を吸着して、そのまま便と一緒に出してくれる働きもあります。体内環境を整える中心的な役割を担っている腸の働きを助けてくれるのが酒粕甘酒の効能なのです。
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