2015/12/18 更新
- フルーツ(2003)
花粉症と深い関係って知ってた?さくらんぼアレルギーについて
食物アレルギーをもつ人が増えていますが、さくらんぼアレルギーって聞いたことありますか?さくらんぼを食べると唇がかゆくなったり、口の中がヒリヒリしたりという症状が出るのはさくらんぼアレルギーだったのです。今回はそんなさくらんぼアレルギーについてお伝えします。
初夏に美味しいフルーツ、さくらんぼは真っ赤で小さな実が可愛らしく、さくらんぼ狩りは人気のレジャーですよね!
そんなさくらんぼがアレルギーを起こす食品であるとご存知でしたか?
さくらんぼは花粉症と似ているアレルゲンをもつため、花粉症の人が発症しやすいアレルギーです。
今回は、そんなさくらんぼアレルギーについてご紹介します。
さくらんぼアレルギーの一般的な症状
さくらんぼをはじめ、フルーツのアレルギーでの症状は主に口や口の周り、喉などに見られます。
唇のかゆみ、ただれや赤み、腫れ、口の中がピリピリする、舌のかゆみ、喉の痛みや、フルーツがおいしく感じられない、苦味を感じるなどのケースもあります。
また、目が真っ赤になりかゆみを伴う症状が出る場合もあります。
さくらんぼアレルギーは、他のフルーツアレルギーと同じように、唇や口の中、喉に違和感を感じる症状です。
重症化することもあります
フルーツアレルギーは全身に蕁麻疹(じんましん)が出るなどの症状は比較的少ないと言われていますが、発作やアナフィラキシーショックなどの重い症状で救急車を呼んだケースもあるので軽視してはいけません。
さくらんぼアレルギーだと気がつかずにたくさん食べてしまった場合などにありそうです。特にお子様が食べる時には変わった様子が無いか注意した方が良いですね。
予防するしかない
さくらんぼアレルギーを起こさないためには、さくらんぼを食べない、さくらんぼの成分が使われている製品を手にしないことが一番です。
花粉症の人はフルーツに対してもアレルギー反応を見せることが多いので、花粉症の場合は前もってフルーツアレルギーの検査を受けておくのもおすすめです。
どうやら、アレルギー体質を改善することは難しいようですので、さくらんぼを食べないという方法しかありません。また、加熱や加工すると症状を抑えられることもあるようです。
抗アレルギー薬を飲むことで花粉症自体が抑制され症状が出にくくなるということもあります。
さくらんぼアレルギーと花粉症の関係
多くの果物アレルギーは、まず草木の花粉に対する花粉症になった後、その花粉と似た構造のタンパク質(交差抗原性と言います)が含まれる果物を食べることによって生じます。これらは「クラス2食物アレルギー」とも呼ばれます。
さくらんぼを含む果物アレルギーは花粉症になった後に、なりやすいということです。今花粉症でなくても突然花粉症になることもありますので、今後生活して行く中でも突然さくらんぼアレルギーになることもあり得るということです。自分だけでなく家族の健康管理面でも、アレルギーのことを注意しておかなければなりませんね。
さくらんぼアレルギーの対策
花粉症の人はフルーツに対してもアレルギー反応を見せることが多いので、花粉症の場合は前もってフルーツアレルギーの検査を受けておくのもおすすめです。
さくらんぼをはじめ、アレルギーの原因となるフルーツはたくさんありますが、さくらんぼで症状が出れば全てのフルーツを受け付けなくなるというものではありません。
さくらんぼアレルギーだからと言って他のフルーツでアレルギー症状が出るという訳ではないようです。アレルギー検査を受けて自分がどのアレルギーか知っておくことも大事です。
さくらんぼアレルギーが花粉症と深い関係であることがわかりました。花粉症はとても身近なアレルギーですので、もしアレルギーになってしまった時にはアレルギーと上手に付き合っていかなければなりませんね。
さくらんぼアレルギーの症状は重症化することは少ないようですが、油断は禁物です!