ウコン茶を飲むことで健康な体作りができる?ウコンの持つ意外な効能
2016/06/06
ひがまりか
ダイエット茶の魅力は、無理な食事制限や激しい運動をせず健康的にダイエットできる点です。ダイエット茶にも緑茶、烏龍茶、ウコン茶、ゴーヤ茶、様々なお茶があります。今回は優れたダイエット効果があるウコン茶についてご紹介します!!
◆ウコンって何?
現在、世界には約50種類ものウコンの仲間が存在しているが、主として健康食品としてのウコンを指して言う場合、日本原産の「秋ウコン」、「春ウコン」、「紫ウコン」の3種の事を指す場合が多く、二日酔いや肝臓の強化などに多く用いられるのは「秋ウコン」の事である。秋ウコンは正式名称を「鬱金(ウコン)」、肝臓に良いとされる有効成分クルクミンを春ウコンに比して約10倍以上も含有している。それに対して春ウコンは正式名称を「姜黄(キョウオウ)」、胃腸に良いとされ抗癌作用もあると言われている精油成分を秋ウコンに比して約6倍程度含んでおり、同じくカルシウムやカリウムなどのミネラル成分も約6倍以上含有している。
◆ウコン茶ってどんな効果があるの?
ウコン茶は、ウコンというショウガ科の多年草の根を使って作るお茶です。主に肝臓に効果が言われていますが、クルクミンはポリフェノールの一種なので、胆汁の分泌を良くして血中コレステロール値を下げる効果もあります。胆汁を作るのは肝臓の仕事なので、肝臓の機能がよく働けば胆汁がよく分泌されるようになり、脂肪の分解や代謝が進みますね。お酒好きな人がダイエットも兼ねて飲むことがよくあるそうです。
◆ウコン茶・ウコン酒の作り方
ウコンは、生のまま食べたり、すりおろしたり、あるいは粉末にしてみたり、いろいろな摂取方法がありますが、有効成分がまるごと取れるけど味がキツかったり、摂りやすいけど成分が飛んでしまったりと、それぞれに一長一短です。今回は飲みやすいウコン茶とウコン酒の作り方、飲み方をご紹介します。
ウコン茶のつくり方
生のウコンをきれいに水洗いし、薄くスライスします。
4~5日天日干しにします。
干したものを細かく刻みます。
1リットルの水に対してウコン10gほどを入れ、3~10分煮出します。
カンタンにつくれるので、まとめてウコンを刻んでおいて、密閉容器で保存しておくとよいと思います。
飲み方
温かいと独特の香辛料のような香りが広がるし、冷やして飲むと味のクセが和らぐので飲みやすくなります。
また、お茶として飲むだけではなくて、カレーをつくるときにウコン茶でつくると、カレーにターメリックを入れたような香りと味になり、いっそう美味しくなります。
飲んだあとも、刻んだウコンが活用できます。
ウコンを混ぜ込んでクッキーを焼いたり、さらに細かく刻んでヨーグルトに混ぜたりしても美味しく食べることができます。
お茶に煮出されなかった有効成分が摂れます!
また、泡盛で割ったり、洋酒で割っても意外と(?)美味しいですよ。
飲む量とタイミング
ウコンの摂取量は一日10g以下が適当と言われています。
お茶として煮出すので、この数字がそのまま当てはまるわけではありませんが、ウコン茶を飲むときも10gのウコンで煮出せるくらいの量にしておくのがいいようです。
ウコンは悪酔いを防ぐことはもちろん、健胃作用もあるので、食前や食感に飲むのがいいと言われています。
ウコンの過剰摂取は副作用を招いてしまうので、健康のためと言っても、飲み過ぎないように注意をしましょう。
ウコン酒のつくり方
生のウコン、または乾燥ウコンを、35度のホワイトリカーに漬け込みます。
ホワイトリカー1.8リットルに対して、ウコン250gほど、氷砂糖300gが適量でしょうか。
そのまま2~3ヶ月寝かせれば完成です。
ウコンは取り出さず、そのまま漬けておくのもいいでしょう。
また、ホワイトリカーではなくて、焼酎をつけてもいいでしょう。
飲む量
1回に飲む量は、大さじ1杯程度が適量です。
もっとお酒を楽しみたい場合や、ストレートで飲みにくい場合は梅酒などの果実酒で割って飲むと、美味しく飲むことができます。
ウコン酒の効能
ウコンの有効成分には、精油成分が多く含まれています。
これは水ではなく、油に溶け出します。
ウコンをアルコールにつけると、この精油成分が抽出され、水に溶けやすい成分と、水になかなか溶け出さない成分の両方がウコン酒に滲み出ることになります。
ですから、ウコン茶よりも有効成分を豊富に取り出すことができる、という強みがあります。
氷砂糖が一緒につけてあるので、ウコンの苦味が和らいで、飲みやすくなっていると思います。
ウコン茶の有効成分のクルクミンが水には溶けないので、ウコンの粉末を使うのはあまりオススメしません。また、摂取量は1日10g以下が適当とされていますので、あまりたくさんウコン茶を摂取してはいけません。ウコンは鉄分も多いので、大量に摂取するとすでに肝臓の悪い人には危険です。健康な人が適量飲むようにしましょう。
◆ウコン茶のダイエット効果
ダイエット効果のあるウコンのなかに含まれている成分というのは、アズレン、シオネール、そしてクルクミンです。紫ウコンのなかのシオネールは、体のなかにある消化管を経由して、多すぎたコレステロールを外に排出しますし、クルクミンには便通をよくしたり、体のコレステロール値を下げるような作用があります。
◆ウコン茶ダイエット方法
ウコン茶は、食後に飲むのが一番効果的です。1日数回に分けて食後に飲むのが、消化吸収も良くオススメです。ウコンのクルクミンや精油成分は、油に溶けやすいという性質がありますので、油で調理された食事の直後に飲むのが、効率よく体内に吸収される方法です。
ウコンは優れた効果、効能がありウコン茶にして摂取することができます。ウコン茶は二日酔いに効くだけでなく、ダイエットにも優れた効果を発揮するお茶なので試してみる価値はありそうですね。お茶なので、低価格であることも魅力の一つです。お茶ダイエットはすぐに効果はでなくても少しづつ効果がでるので、諦めずに毎日飲むことが重要です。
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