若返りのビタミン!ビタミンEの栄養効果で健康な身体をつくろう!
2015/12/02
77nana
最近よく聞く「アルギニン」という単語。アルギニンとはアミノ酸の一種で様々なサプリメントに使用されている成分です。私達の体に嬉しい効果をもたらしてくれるアルギニンですが、摂取方法によっては危険な効果へと繋がる成分です。そんなアルギニンを詳しく見ていきましょう!
「アルギニン」という単語を聞いたことはありますか?最近では、サプリメントや広告などでよく目にするようになりましたよね。
ここではまず、『アルギニン』とはどういうものなのかを見ていきたいと思います!
「アルギニン」とはアミノ酸の一種であり、その中でも私達の体内で生成することが出来る「非必須アミノ酸」に分類されています。ですが、これは成長し大人になってから生成できる成分なので、アルギニンが生成できない子供にとっては食物から摂取しなければならない「必須アミノ酸」なのです。
アルギニンはアミノ酸の一種なので、私達が普段から食べている「普通の食物」に多く含まれています。
アルギニンを特に多く含んでいる食物は、鶏肉・マグロ・海老・大豆製品・アーモンドやごまなどのナッツ類・玄米・レーズン等です。湯葉や高野豆腐などの大豆製品が最もアルギニンの含有量が高く、次にナッツ類が多く含んでいます。ですが、湯葉や脂肪も多いナッツ類は多く食べることはできませんよね。
毎日の食事から摂取する場合には、魚介類や肉類を取り入れたほうが食べやすいでしょう。
肉類では、鶏の胸肉が一番アルギニンが多く、次が豚のロース肉、牛の挽肉という順番にアルギニンが含まれています。
子供には食物から摂取するしかないアルギニンですが、大人でも不足している人は多いためこういった食物から摂り入れることも大切なんですよ!
アルギニンがもたらす効果として、まず「免疫力の向上」が注目されています。アルギニンの中には、「マクロファージ」と呼ばれている白血球の働きを活性化させる力があります。
このマクロファージは、体内に侵入した細菌やウイルスを捕まえて消化することができるので、病気に対し自然に免疫力が高まるというわけなんです!
昨今、感染症や海外から病気が運ばれてくるということもあり、新たな感染症が流行する可能があります。ですが、アルギニンを摂取し免疫力を強化させることである程度感染のリスクを下げることが出来ると考えられます。
アルギニンには疲労を回復させる効果があり、特にエネルギー不足で起こる「身体疲労」・認知力の低下などの「脳疲労」・不安や抑うつと言った「精神疲労」に効果があることがわかっています!
疲労回復効果に繋がる理由としては、アルギニンを摂取することにより、加齢とともに減少してしまう「一酸化窒素」をアルギニンが増やしてくれることが挙げられます。この一酸化窒素の増加により身体疲労や脳疲労などに様々な疲労回復効果がみられるのです。また、アルギニンには「成長ホルモンの分泌促進」という効果もあります。まだ全て解明されたわけではありませんが、この成長ホルモンの分泌増加も疲労回復効果に関係していると言われています。
アルギニンは血流の改善にも効果があることが証明されています。血流が良くなるということは、全身の代謝も良くなるので冷え性やむくみ、肩こりなども改善できる可能性が大いにあるのです!
アルギニンには体内で一酸化窒素を作り出す力があります。この一酸化窒素は体循環や腎循環、血圧の調整などの重要な働きをしているもので、これが血管を拡張し、血流をスムーズにしてくれるのです。血流が悪いと心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなってしまいます。ですが、アルギニンによって血流がスムーズになることで、それらの病気の予防効果にもなると期待されているんですよ。
アルギニンには肌を保湿する効果があることがわかっています。肌は角質層・表皮層・真皮層に分かれていて、肌が乾燥している状態は、角質層の水分が不足しているのです。
角質層の水分は天然保湿成分によって潤いが守られていて、この天然保湿成分の約40%がアミノ酸で出来ています。そして、アルギニンはアミノ酸の一種、そのため角質層を保湿してくれる効果があることが分かりました。また、アルギニンの成長ホルモン促進効果もスキンケア効果に関連していると考えられています。成長ホルモンによって肌のハリ艶が良くなり、傷んだ皮膚の再生も早く行われるためと考えられているんですよ!
アルギニンにはダイエット効果もあることが実証されています。その理由としては、アルギニンが成長ホルモンの分泌を促す効果があることだとみられています。
成長ホルモンが不足してしまうと、体内の脂肪燃焼効率が下がってしまいあまり痩せることはできません。しかし、成長ホルモンが十分であれば体脂肪の分解を促してくれるので痩せやすくなるのです。さらには、アルギニンは脂肪燃焼酵素である「リパーゼ」を活性化させる働きも確認されています。リパーゼは脂肪を分解し血中に放出する働きがある酵素で、体脂肪の分解がより促進されるので痩せやすい身体になるのです!
アルギニンは様々な効果をもたらしてくれる嬉しい成分です。ですが、摂取の仕方を誤るとひどい副作用を引き起こすことがあります。安全にアルギニンを摂取するために、副作用について知っていきましょう。
【下痢を引き起こす】
普通にアルギニンを摂取していればなんら問題はありませんが、一度に大量に摂取すると副作用が起こってしまいます。その一つが下痢です。
アルギニンによって下痢を引き起こしてしまうのは、アルギニンが「強アルカリ性」であるためです。これを一度に沢山摂取することで胃腸が傷つき、下痢が引き起こされると考えられます。アルギニンのサプリ等を摂取する際には、用法容量を守って飲みましょう!
【頭痛が起こる】
副作用により、頭痛が起こることもあります。
血管が収縮することによっておこる頭痛の場合は、アルギニンが血管を拡張することで改善されますが、血管が拡張するとこで起こる頭痛の場合にはアルギニンの効果が逆効果となりさらにひどい頭痛になる可能性があります。そのため、頭痛持ちの方や頭痛が起こっているときにアルギニンを摂取する場合には、どちらの理由で起こっている頭痛なのかを見極める必要があるでしょう。
【巨人症】
子供の頃からアルギニンを大量に摂取してしまうと、「巨人症」という病になることが稀にあります。
元々、成長途中である子供は成長ホルモンが沢山分泌されています。そこに、成長ホルモンの分泌促進効果のあるアルギニンを摂取してしまうと成長ホルモンのバランスが狂ってしまい、巨人症になる恐れがあるのです!子供は食べ物からアルギニンを摂取していますから、過剰摂取にならないように注意しなければなりません。
アルギニンの1日における摂取量は、3000mg~6000mgが最適だと言われています。
この量は実は、健康的なバランスのいい食事をとっていれば食物だけで補える量だとも言われているんです。そのため、サプリメントなどで日常的に摂取する場合には過剰摂取にならないよう気を付けることが大切です。ただし、運動量が多い人はアルギニンの摂取が必要になってきます。運動量が多い方や疲労感が取れない方などには、アルギニンの摂取は良いとされているんですよ。
アルギニンは私達の身体になくてはならない大切な成分です。疲労回復効果など様々な効果もあるため積極的にサプリメントなどで摂取している方も多いですが、使用の際には用法容量をきちんと守り、安全し摂取するように心がけてくださいね。
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