賞味期限の過ぎた豚肉は捨てないとダメ?豚肉の賞味期限と保存
安売りでたくさん買った豚肉が気がついたら賞味期限が切れていたことないですか?未開封だけどお肉は生ものだし、賞味期限が過ぎた後でも食べられるのか迷いますよね。そこで豚肉の賞味期限と保存について調べてみましたのでご紹介します。
豚肉の賞味期限は、豚肉の形状によって違います。空気に触れることで傷みやすくなるため、空気に触れる部分が少ない形状ほど豚肉の賞味期限は長くなります。
よって、ブロック肉(塊)→厚切り→角切り→スライス→ひき肉の順に腐敗の足が速くなっていきます。
また、豚肉は内側から腐敗していく性質があるといわれ、見た目ではなかなか判断しづらい食品です。
豚肉の賞味期限の見分けるポイントとして、豚肉は腐敗をするとツンとした酸っぱいにおいやアンモニア臭がします。まずは匂いを嗅いで確かめましょう。豚肉が冷えていると匂いが薄れてわからないこともありますので、調理時にも匂いを気にしてみましょう。
他に触感でべたべたしていたり、糸を引くようなら食べないようにしましょう。
変色をしている場合、変色した部分を取り除き食べることは可能ですが、賞味期限が過ぎている場合は控えた方がいいと考えます。
腐敗した豚肉は細菌が繁殖します。細菌やウイルスなどの毒素は加熱をしても残ります。食中毒の原因になりますので、出来る限りは賞味期限の表記内に食べることをおすすめします。
豚肉を常温で保存した場合の賞味期限はどのくらいなのでしょう。
細菌は10℃を超えると活動をし始め、15℃~40℃で活発に繁殖をします。豚肉などの生肉は殺菌処理を行っていないため、常温で保存をすると菌の増殖を早めることになります。
季節や肉の状態にもよりますが、豚肉を常温保存した場合の賞味期限はおよそ2~3時間と考えましょう。
常温時は早めに食べることをおすすめします。
豚肉は基本的には冷蔵庫での保存をおすすめします。冷蔵保存をした場合の豚肉の賞味期限は、
・ブロック肉、厚切り肉の賞味期限・・・およそ3~4日間
・角切り肉、スライス肉の賞味期限・・・およそ2日間
・ひき肉の賞味期限・・・およそ当日~1日間
となります。また、チルド室に保存をした場合の豚肉の賞味期限は、
・ブロック肉、厚切り肉の賞味期限・・・およそ4~5日間
・角切り肉、スライス肉の賞味期限・・・およそ3~3日間
・ひき肉の賞味期限・・・およそ1~2日間
と普通に冷蔵するよりも1~2日間ほど賞味期限を長く延ばすことが出来ます。
より長く豚肉の賞味期限を延ばす方法として、スーパーなどで買ってきた豚肉はパックから取り出し、ラップに包みます。こうすることで空気を遮断し長持ちさせることが出来ます。
さらに、密閉容器やジップ付きの袋に入れてチルド室で冷蔵をすればより賞味期限を長く延ばすことが出来ます。
豚肉を冷凍保存した場合の賞味期限は、形状や状態により異なりますが、およそ2~3週間ほどになります。色味や味が落ちてしまいますが、それでも大丈夫であれば1ヶ月ほどの保存も可能です。
豚肉を加工等をすることにより賞味期限を延ばすことも出来ます。
・ブロック、厚切り肉を下茹でし冷凍・・・賞味期限およそ3~4週間
・角切り肉、スライス肉に下味して冷凍・・・賞味期限およそ2~3週間
・ひき肉を加熱して冷凍・・・賞味期限およそ3~4週間
空気に触れると傷みやすくなりますので、冷凍保存も冷蔵保存と同様、パックから1度取り出してラップに包みジップ袋などに入れて冷凍しましょう。
その際に1口大もしくは1回分ごとに筋目をつけて冷凍をすることで、調理するときに使いやすく便利ですのでおすすめです。
いかがでしたでしょうか。豚肉の賞味期限は生ものなため、あまり長くはありません。出来るだけ空気に触れさせないようにすることが豚肉の賞味期限を長く延ばすポイントになります。
しかしあくまでも生ものなので賞味期限を過ぎた豚肉を使用されるときは十分に気を付けて下さい。表記された賞味期限を過ぎてしまったからと言ってすぐにダメにはなりませんが、出来るだけ早く消費されることをお願いします。