カロリーが高いからって我慢しなくていい！からあげの食べ方ひと工夫

定食のメニューやお弁当のおかず、パーティなどでも大人気のからあげ。しっかりと下味がついたお肉も、カリカリの衣も誰もが大好きな味ですよね。からあげを食べるときに多くの人が気にするのが、そのカロリーではないでしょうか。油で揚げているので、「高カロリーで太るから食べたいけど我慢している」という人もいるかもしれません。ただ揚げ物でも、食べ方の工夫でカロリーを抑えることができるのです。そのからあげのカロリーと食べ方についてまとめました。

からあげは、小麦粉をまぶして油で揚げたものをいいます。鶏のからあげが一般的ですが、鶏肉以外のお肉や野菜、魚介などでも、小麦粉をまぶして揚げたものはからあげです。また、同じからあげでも調味料に醤油用い、片栗粉をまぶして油で揚げたものは一般に竜田あげといいます。上の画像では左がからあげ、右が竜田あげです。竜田あげは全体に粉っぽく白く揚がっているのが特徴です。

からあげのカロリーは、100ｇあたり290キロカロリーです。100ｇとは中くらいのからあげ3個分ほどです。一食で食べる量は概ね4～5個が一般的ですが、からあげだけ食べるということは少ないと思います。他にもご飯や副菜、汁物などを摂る際は、カロリーのバランスを考えながら食べたいですね。

からあげの栄養価は一食あたり（約100ｇあたり）、脂肪24.48ｇ、たんぱく質13.59ｇ、炭水化物が3.66ｇとなっています。他にはビタミンＫやセレンが多く含まれています。油で揚げている分、脂肪は高くなりがちなので、カロリーだけでなく脂肪にも注意が必要です。ただ、カロリーも脂肪もちょっとした工夫次第で抑えることができるので、これからご紹介します。

からあげにはキャベツの千切りやレモンが添えられていることが多いですよね。これは単に盛り付けのためだけでなく、重要な役割があるのです。キャベツなど食物繊維を多く含む食べ物をからあげと摂ることで、脂肪の吸収を抑える働きがあります。またレモンを絞りかけると、生の食べ物に含まれる酵素を摂ることができるので、脂肪の吸収を緩やかにしてくれるのです。

鶏のからあげは「もも肉」というイメージがありますが、もも肉をムネ肉に変えることでカロリーを抑えることができます。ジューシーなもも肉はもちろん絶品ですが、ムネ肉の方が脂肪が少なくたんぱく質も豊富で、あっさりしていて胃腸にも優しいのです。ささみにするともも肉の約半分のカロリーなので、さらにカロリーを抑えることができます。

からあげの食べ方を少し工夫してカロリーを意識すれば、もう今までのようにからあげを食べるときに「カロリーが・・・」と躊躇しなくてもいいんですね。人間の体に必要な栄養素もたくさん詰まっているからあげ、「からあげ＝太る」ではないことがないことがわかりました。好きなものを美味しく食べることができるのは幸せなことで、ストレスや疲れの解消にもなります。こちらを参考に、「食」を通して心豊かな生活を心掛けてみてはいかがでしょうか。