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【ファーストフード】コレステロールの多い食事には注意を!

コレステロールとは、体内に70%もある脂肪の一種です。普段の食事からのコレステロール摂取では吸収されずに代謝されますが、食事内容や遺伝により高コレステロール血症になってしまいます。食事にはどう注意すればいいのか、身体にどう影響するのでしょうか。

【食事から】そもそもコレステロールって?【身体から】

コレステロールとは、悪い働きだけではありません。

コレステロールとは、細胞膜を生成する大切な脂質の一種です。また、骨の生成をサポートするビタミンDや脂肪の消化を助ける作用もあります。また、人体で構成されるコレステロールは2/3、食事からは1/3のコレステロールを補っています。

善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)って?

実際のコレステロールの働きは、善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあります。食事などで多く摂り過ぎてしまったコレステロールは、善玉コレステロールにより細胞の外へ運び出してくれます。一方、病気の原因になってしまうのは、悪玉コレステロールの働きです。悪玉コレステロールは、細胞の各所にコレステロールを運びます。食事などで多く摂り過ぎてしまったコレステロールが、悪玉コレステロールによって運ばれすぎて血管内にコレステロールがへばりついてしまいます。

コレステロールのバランスって?

善玉コレステロールはより多く、悪玉コレステロールはより少なく

コレステロールは、食事から摂取する内容によって、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率が大きく変わります。健康診断で数値が出ますが、善玉コレステロールは40mg/dl以上、悪玉コレステロールは140mg/dl以下を目指しましょう。これをどちらかでも超えてしまうと、病気になる危険性があるので『脂質異常症』と診断されてしまいます。

脂質異常症って?

自覚症状がないおそろしい病気です。

脂質異常症は、善玉コレステロールが少なくても、悪玉コレステロールが多くても引き起こしてしまう病気です。脂肪が血管にへばりついてしまうことで、心筋梗塞や動脈硬化、脳梗塞につながります。最悪の場合、死に至りますので注意しましょう。

【食事?】何に気を付ければいいの?【運動?】

何よりも食事内容を見直しましょう。

コレステロールのバランスを調節するには、食事の見直しが一番です。善玉コレステロールを多く含むのは、青魚です。特に、さばの油は善玉コレステロールを多く含んており、青魚の中でも季節問わず食べやすいので意識して食事で摂取しましょう。

脂肪の多いお肉には注意しましょう。

青魚の油とは異なり、牛肉や豚肉の脂肪は悪玉コレステロールを増やす要因となってしまいます。また、ファーストフードでは悪玉コレステロールが増えてしまうメニューばかりなので、毎日のように食べている人は本当に注意が必要です。

効率良く食事から善玉コレステロールを摂取するには?

焼いたり揚げるよりも、煮る料理や蒸す料理を!

青魚は、さばやさんま、いわしなどの背が青い魚のことです。この青魚の脂質を食事で摂取するのが、一番効率良く善玉コレステロールを取り入れることができます。グリルで焼いたり、から揚げや竜田揚げもおいしいですが、せっかくの脂質が逃げてしまったり、揚げ物の油で悪玉コレステロールが増えてしまいます。食事で取り入れるのも大切ですが、調理法にも注意しましょう。

悪玉コレステロールはどうやって減らせばいいの?

油っぽい食事を減らすことが、一番の食事内容のアプローチです。

食事で悪玉コレステロールを減らす方法は、牛肉、豚肉の脂質を減らす食事内容を考える必要があります。軽く湯通しすることで、お肉の余分な脂質は減らせます。また、炒めるときのサラダ油を控えることも、悪玉コレステロールを食事から減らす一つの手段です。その他、食事で食物繊維を多く摂取することも、余分なコレステロールの吸収を防ぎます。

運動することも、食事を見直すのと同じぐらい大切です。

食事内容も大切ですが、運動からのアプローチも大切です。運動することにより、悪玉コレステロールを減らすことができます。また、善玉コレステロールの感受性も上がるという点で、とても重要です。

規則正しい食事と適度な運動を!

いかがでしょうか?食事を見直すことで、病気のリスクを減らすことができます。普段の生活が忙しくてファーストフードやコンビニのお弁当ばかりになってしまうと、あっという間に悪玉コレステロールが増えてしまいます。食事に気を配ってなかった方も、まずは野菜を食べたり青魚を食べるだけでコレステロール値に変化が出ます。食事内容を見直してみると、いろいろ改善する点がでてきます。できるところから始めていきたいところですね。
また、運動も食事と同じぐらい大切です。食事ばかり意識しすぎず、身体を動かすことも忘れないようにしましょう。

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