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ビタミンB6ってどんなビタミン?その効果についてまとめました。

ビタミンB6は実は、多くの人の健康に関わりの深いビタミンです。では、その効果はどんなものがあるか知っていますか?目には見えないけれど、私たちの健康をいつも支えてくれるビタミンB6の効果と、ビタミンB6の効果的な摂り方について今回は調べてみました。

ビタミンB6とは?どんなビタミン?

ビタミンB6は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。皮ふ炎を予防することから発見されたビタミンです。ビタミンB6は腸内細菌によって一部私たちの体内でもつくられます。

出典:http://www.glico.co.jp

ビタミンB6は体内で、アミノ酸からエネルギーを作り出すのに使われる酵素を助ける役割もあります。体内に入ると小腸から吸収されて血液とともに全身を巡り、リン酸と結合して補酵素として脳などに蓄えられます。

ビタミンB6の効果

ビタミンB6は私たちの健康には不可欠な栄養素。その効果は体だけでなく、心にも関わります。
そんなビタミンB6の効果について次からご紹介していきます。

ビタミンB6の効果①血液の流れをよくする

ビタミンB6が体内のナトリウムとカリウムのバランスを調製することによって体内の水分が一定に保たれ、赤血球が増えるので、ビタミンB6には血液の流れをよくする効果があります。また、葉酸の働きを助けることで動脈硬化の予防にも効果があります。

ビタミンB6の効果②精神を安定させる

ビタミンB6は神経伝達物質の合成にも関わっているため、不足すると神経の過敏や不眠を引き起こすことがあります。逆にビタミンB6を摂取することはセロトニンという脳内物質が作り出し、うつ病などの治療に効果があります。

ビタミンB6の効果③免疫トラブルの緩和

ビタミンB6には体の免疫機能を強くする効果があり、アレルギー性の鼻炎を抑えたり、アトピー性皮膚炎や花粉症、小児喘息の発作を抑えることにも効果があると言われています。
また、口内炎などの皮膚、粘膜のトラブルを抑える効果があります。

ビタミンB6の効果④女性の特有の悩みを緩和

女性にしかわからない悩み、「月経前症候群」による頭痛や肩こり、イライラなど。排卵期に女性ホルモンのエストロゲンが大量に分泌されることで、ビタミンB6が消費されて不足するためです。それを補ってあげることで、症状が緩和される効果があります。

ビタミンB6を効果的に摂るために

まさに老若男女誰にでも必要不可欠といえるほど、ビタミンB6には様々な効果がありましたね。
そんな大切なビタミンB6を食材からなるべく多く摂るためには、どんな工夫をすればよいのでしょうか。

ビタミンB6を効果的に摂る方法①調理の工夫

水溶性ビタミン(特にビタミンC)は水洗いや加熱調理による損失が大きく、調理法は「茹でる」「煮る」よりも「蒸す」「炒める」などが適している。なお、過剰に摂取しても尿中に排出される。

出典:https://ja.wikipedia.org

野菜などを水に浸しすぎるのもよくありません。食材を洗う時は手早く、煮て調理したときは汁も一緒に頂きましょう。生で食べられるものならそうしたほうがいいようです。

ビタミンB6を効果的に摂る方法②他のビタミンと一緒に摂る

ビタミンB群はそれぞれ異なる働きを持っており、互いに助け合うことで身体の健康を保っているビタミンです。全てがお肌と直接関係するわけではありませんが、代謝とも深い関わりがありますのでバランス良く全種類を摂取するとより効果的です。

出典:http://www.skincare-univ.com

ビタミンB6はビタンミンB1やパントテン酸(ビタミンB5)と一緒に摂取すると最も効果的と言われています。具体的にはビタミンB1は豚肉やウナギに、パントテン酸は卵や干しシイタケに多く含まれています。上手く食材を組み合わせてたくさんのビタミンを一気に摂取してしまいましょう。

ビタミンB6を多く含む食べ物

ビタミンB6を多く含む食べ物①にんにく  1.50mg

強い香りと風味が特徴のニンニクは、りん茎部分にビタミンB6が豊富に含まれています。香味野菜としても知られており、香りの元はアリシンという栄養素によるものです。

出典:http://slism.jp

最も多くビタミンB6が含まれています。
アリシンはビタミンB1の働きを活性化させる効果もあるので、ビタミンB1が豊富に含まれるお肉と一緒に食べるとより効果的に摂取できると思います。

ビタミンB6を多く含む食べ物②かつお 0.76mg

カツオに含まれるビタミンB6は、生の春獲り鰹・秋獲り鰹ともに0.76mg含まれています。春鰹は、初鰹や上り鰹と呼ばれ、脂が少ないのが特徴です。また、かつおには悪玉コレステロールなどを下げ、善玉コレステロールを増やすとされるEPAやDHAが含まれており、健康効果に期待できます。

出典:http://slism.jp

お刺身なら熱でビタミンB6が壊れることなく摂取できますね。他にも、ミナミマグロやカタクチイワシなど魚類にはビタミンB6が多く含まれるものが多いようです。

ビタミンB6を多く含む食べ物③バナナ 0.38mg

ビタミンB6を多く含む食品は魚に多いため、「魚が苦手でB6不足かも」という人はバナナを摂ると良いでしょう。
ビタミンB6は腸内細菌によっても生成されるため不足の心配はほとんどないとされていますが、タンパク質を多く摂取する人はその分多くB6が必要となります。

出典:http://slism.jp

調理の必要がなくとても手軽に食べられるバナナにビタミンB6が多いのはうれしいですね。

ビタミンB6を効果的にとって健康な体を!

ビタミンB6は私たちの心と体に大きく効果があるビタミンでしたね。
サプリメントで足りない部分を補おうとすると、どうしても他の栄養素が偏ってしまいます。ビタミンB6だけでなく、他の栄養素も効果的に摂取するために、なるべくお家で、いろいろな食材を使った料理をしたいものです。

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