ブラックコーヒーでも飲み過ぎると太る傾向にあるって本当？

ダイエットをして痩せたい！と思っている時には、ミルクやお砂糖を入れないブラックコーヒーを好んで飲む人が多いですよね。ブラックコーヒーは、体脂肪燃焼を助ける等の効果があるのでたくさん飲んだ方が良い！とも言われたりしていますよね。だからと言って、ブラックコーヒーを飲み過ぎたりしていませんか？

実はコーヒーや紅茶などに含まれているカフェインを多量に摂取すると、痩せづらくなり逆に太る傾向にあるというデータもあります。カフェインが入っている飲み物は、他にも緑茶などもありますが、ではなぜカフェイン入りの飲み物を過剰摂取すると太る傾向にあるのでしょうか？ここでは、コーヒーなどに含まれているカフェインと太る原因について調べてみました。

ブラックコーヒーにはミルクも砂糖も入っていないので、太る要素なんてありえない！と思われがちですが、実はコーヒーに含まれているカフェインが問題なのです。カフェインの過剰摂取は太ると言われています。カフェインにはストレスホルモンであるコルチゾールを体内で増加させる作用があり、過剰摂取が原因で心拍数や血圧を上昇させて、身体にエネルギーを蓄えようと脳に糖分を要求したり、筋肉を分解してしまい、ダイエットで取りたかった内臓脂肪を逆に増加させてしまう可能性もあるのです。

また、ダイエットをしている場合には、睡眠時間は7～8時間の睡眠を取る事が大切で、そうすることで肥満率が低くなるそうなのですが、カフェインの大量摂取によって眠れなくなってしまうと、理想的な睡眠時間が取れないのです。昔から「睡眠不足は太る」とも言われるように、太る原因には睡眠時間も大きく関係しているのです。となれば、太る原因はやはりカフェインにありそうです。

コーヒーの飲み過ぎで太る原因には、睡眠時間以外にもあります。コーヒーなどに含まれているナトリウムは、カリウムによって排出されます。この効果によって利尿作用があるのですが、過剰摂取により多くの尿を排出してしまうことで体内でカリウムが多く消耗され、ナトリウムだけが残ってしまう状態になるのです。

一般的にむくみの原因は塩分であるナトリウムですので、カフェイン飲料の利尿効果で脱水症状になると、身体は体内の水分を逃さないようにしてしまいますので、どんどんむくんでしまうと言うわけです。体内の水分をため込むことで身体がむくんでしまい、その結果として太ると言うわけですね。

上記で、コーヒーなどに含まれるカフェインの過剰摂取が、太る原因になるとご説明させて頂きました。では、太る原因ともなるカフェインの含有量が一番多い飲み物と言えば、やはりコーヒーになるのでしょうか？カフェイン含有量についても調べてみました。

では、実際に太る原因とも言われるカフェインの含有量を比較してみましょう。まずはコーヒーですが、150mlのカフェイン含有量は65mgです。紅茶は150mlにカフェインは30mg、玉露は150mlにカフェインは180mg、烏龍茶は150mlにカフェインは30mg、コーラは150mlにカフェイン15mg、ココアは150mlにカフェイン50mgとなっています。

こうしてみてみると、太る原因となるカフェインは、コーヒーよりも玉露に一番多く含まれているのですが、実はお茶に含まれているタンニンの作用により、玉露にはカフェインの摂取を妨げる効果があるため、カフェイン含有量が多くてもカフェイン摂取量自体はコーヒーより少なくなるのです。となると、やはりカフェインが一番多く含まれている飲み物と言えば、コーヒーになるわけですね。

コーヒーの飲み過ぎは太る！とは言っても、飲み過ぎさえしなければ、コーヒーは太るどころか、体にとって効果的な飲み物でもあるのです。一般的な目安としては、コーヒーを１日にカップ３杯（400ｇ以内）程度であれば、太るどころか逆に痩せるために効果的な作用を発揮してくれる飲み物でもあるのです。コーヒーを飲み過ぎれば太るし、１日３杯までなら痩せる効果が？コーヒーは何と不思議な飲み物なんでしょう。

コーヒーを飲み過ぎれば太る傾向にはありますが、適度な摂取量であれば、眠気防止や疲労回復、集中力アップ、ウツになりにくくなる、リラックス効果、コレステロール値の低下、胆石症の予防などの効果も得られます。飲み過ぎさえしなければ太る心配もないですし、これだけの効果が得られるのであれば、毎日続けて飲みたい飲み物である！とも言えるでしょう。

いかがでしたか？ミルクや砂糖を入れていないブラックコーヒーでも飲み過ぎると太る原因になるのですね。また、カフェインが太る原因であることも驚きです。ただ、適量を守って飲むコーヒーは、体にとても良い飲み物でもあるので、１日の摂取量や摂取時間を考えながら賢く飲むと良いですね。コーヒーを飲んだからと言って太るわけではなく、飲み過ぎることが原因で太るのであれば、１日に飲む杯数をあらかじめ決めておくと良いかもしれませんね。